馴れ初め話

【2ch 嫁 馴れ初め】彼女のゲタの鼻緒を挿げたとき「はい、じゃあ太ももに足載せて」

 

彼女のゲタの鼻緒を挿げたとき「はい、じゃあ太ももに足載せて」

 

 

 

 

花火大会の会場で

ゲタの鼻緒挿げてやったのが

最初だったか


俺「はい、じゃあここ

(片ひざ付いた太腿のあたり)

に足載せて」

彼女「あ、ありがとうございます」


ちんちくりんでぺったんこで、

実年齢よりかなり幼い感じだったけど、

そんな子に足載せられて

見下ろされてたら、


なんとなく嬉しいというか

気持ちいいというか、

微妙な感情こみ上げたっけ


これ話すと、それなんて時代劇?とか

言って笑われるんだが


趣やギャグもない話な上に、

ガキの頃から作文苦手なんで、

面白く読めるレスになってない

気がするけど、

取り敢えずちょっと詳しく書いた


その後の顛末?はもうちょい待ってて


近所じゃそこそこ評判の良い

飲食店を経営していたウチの実家は、

お祭りがあると屋台を出す


就職後、数年ぶりに帰省した俺は、

花火大会でその屋台の手伝いに

駆り出された


夜になってもまだ蒸し暑い中、

いちゃつくカップルや楽しそうな

親子連れを尻目に

一生懸命タコヤキを焼いていると、

当時まだ地元の大学に

通っていた従妹に呼び出された


自分も同じ花火大会にきているから

ちょっと顔を貸せ、という


こっちは短い夏休みにまで

額に汗して労働に勤しんでる

というのに、

のんびりカレシと花火見物かよ

ブルジョワジーめと思いつつ、

言われたとおりに迎えに行ったら、

従妹が連れていたのが男じゃなくて、

彼女だった


パッと見は中学生くらいかと思ったが、

そのとき16歳の高校二年生


花火見物のついでに俺を

おちょくろうと思って、

来る途中、ゲタの鼻緒が切れたんだと


自分達では直せないが、

俺ならなんとかするだろうと思って

助けを呼んだんだと


そこで、初対面の挨拶もそこそこに、

持ってた手ぬぐいの一番キレイな

端を裂いて、


それが初対面

彼女、緊張してるのか

テキヤ怖えと思われてるのか、

とにかく雰囲気が凹んでいたので、

せっかくだし楽しんでもらおうと、

ウチの屋台でタコヤキと

飲み物をご馳走した

こっそり2~3コおまけしたりして


「ていうか、実家帰ってきてまで働いて
る!m9(^Д^)」


「うるせえよ、オマエの分はタコ無し(´・
ω・`)」

そんなアホみたいな俺と

従妹の遣り取りを見て

ようやくクスッと笑った顔は、

今思い出してもかなり

かわいらしかったよ


俺がずっとタコヤキ焼いてた

花火大会の期間中、

彼女もう一度遊びに来た


今度は同じ学校の友達を連れて、

この間はありがとうございましたって、

何度も言ってた


俺は俺で、自分が鼻緒挿げたゲタを

カラコロ鳴らして歩いてるの見て、

良かったちゃんと履けてるって

単純に安心して、嬉しかったんだよね


夏休みが終わってまた

仕事に戻ったその年の冬、

クリスマスの少し前

遊びに行くのにホテルが

取れないという従妹と彼女を、

俺の部屋に泊めることになった




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当時の俺は本来妻帯者向けの

間取りのマンションに

一人で住んでいて、

部屋は余ってた


その上イベントホールや

ライブハウスに行くのに

都合が良い立地条件でもあって、


時々、夜遅くまで遊んでて

電車無くした


職場の同僚や友達が

泊まりに来ることがあった


もちろん、お客さん用の寝具なんかも

揃えてあり、従妹本人だって

過去に何度か泊まってる


さすがにカレシ連れは不許可だが、

そうでないなら俺としては問題ない

だから”二人だけどアンタも

知ってる子だから大丈夫”

とだけ言われても深く考えなかった


その子が胸の大きい子だと良いなとか、

ちょっと期待したりしてな


彼女は確かに俺の知ってる子には

違いないけど、

花火大会の日以来メールを

何度かやりとりしたくらいの

関係だったし、そもそも未成年だし

事前に知ってればお断りしたんだが、

全て確認しなかった俺が悪い


緊張しすぎのエアお辞儀連発しながら、

電話でお母さんにきちんと挨拶をした

彼女の両親に従妹が

信用されていたお陰で

すんなり話ができたけど、

あんなに緊張したのは

結婚の挨拶に行ったときくらいだな


俺としては、その時はまだ

よそ様のお子さんを預かったくらいの

つもりでいた


だからもちろん妙な下心なんか

なかったけれど、仕事から

夜遅く帰っても部屋が明るいとか、

おかえりなさいって迎えてくれる

声があるとか、そういうのは

新鮮で嬉しかった


従妹達が帰る前日の晩、

たまたま早く帰宅できたので、

彼女からいろんな話を聞いた


もう一度会いたくて従妹に

相談したけれど、まさか部屋に

泊まるとは思ってなかったこと


初日のお母さんとの電話を見て、

考えていた通りの人だと思ったこと

泊まりに来てからその日まで、

嬉しくて全然眠れなかったこと


それから、聞いても引かないで

欲しいと前置きしつつ、


修理しちゃったら仲良く

なれない気がして、

花火大会のゲタはあの日のままに

してあること


彼女は真剣で一生懸命だったから、

俺もマジメに応えた


すぐに会いにいけるわけでもないし、

春になれば三年生だから、

まずは受験に集中して欲しい


俺のことは大学生になって

新しい生活に慣れてから、

改めて自分自身に確認して欲しい


とまあ、年上の異性に憧れるのは

通過儀礼みたいなもんだから、

冷めたら冷めたで良いけど、


冷めなかったら実際俺は

どうするのかって、

考える時間を稼ぎたかったんだよね


俺としては、ただ親切で

やった事をそんなに大事に

思ってたのかって、

ゲタの話がとにかくショックで、

従妹達が帰った一人の部屋が

やたら静かに思えたっけ


それからは、彼女は実家に帰って

勉強で俺はあくせく働くという、

いつもの生活に戻った


勉強の邪魔も気持ちを

煽るような真似もしたくなくて、

俺の方からは何もしないと

決めたので、


その後のやりとりは、

時々彼女から来る時候の

挨拶しかないみたいな堅いメールに、


勉強頑張ってとか体に気をつけてとか、

そういう当たり障りのない返事を

する程度


とは言え、慕ってくれてるという

気持ち自体はもちろん嬉しいから、

外出の途中で神社を見かければ

手を合わせたり、初詣は賽銭多めで

合格祈願してみたりと、

回りくどく間接的に

彼女のことを気にかけては

いたんだけどね


後になってその話をしたら、

合格できたのはきっと

そのおかげですって笑ったっけな


再会したのは彼女の受験が終わった後、

初めて会った日から二年目の夏

夏休みに実家に帰る予定なら、

また一緒に花火大会に行きませんか?

と誘われた


それから、自分の気持ちを

ちゃんと考えたので話を

聞いて欲しいですって


自分でしっかり考えた上で

それでも俺が良いと言ってくれるなら、

その気持ちにはマジメに

応えなきゃいけないと、俺はそう思った


あんまり惚れられ慣れてないから、

重い直球飛んでくると

扱いが難しいんだよね


花火大会当日、初めて会ったのと

同じ場所で、久しぶりに彼女と会った


さすがに、初めて会った日より

多少大人っぽくなってたかな


「どう言おうかちゃんと

考えてたんですけど、顔見たら

頭の中真っ白になっちゃいました」


彼女はそう言って、緊張したような

困ったような、そんな難しい顔をした


俺の方も、その顔とその言葉と

彼女のゲタの鼻緒見たら、

頭が真っ白になった


そういえば願掛けなんだって、

直したら仲良くなれない気がして

鼻緒そのままなんだって、


そんなこと言ってたっけなって

思いだして、いてもたっても

いられなくなった


ずっと俺のこと想ってくれて

ありがとうとか、

もうなんにも言わなくていいよとか、

彼女に笑ってもらえるまで、

とにかく安心できるような

言葉をたくさん並べた


「ありがとうございます、嬉しいです」

って言って喜んで笑った顔と、

繋いだ手の妙な冷たさを

今でも覚えてる


人間って緊張すると手が冷たくなるのな

と、以上がその後の顛末で

ございました、長々とおつきあいどーも


さて、その夜のシチュエーションの

策を弄した感じがどうも

彼女に似合わないと思っていたら、


全ては、好みのタイプじゃない彼女に

俺をゲットさせるための、

従妹の入れ知恵だったらしく、


「Sっ気のある胸デカちゃんなら、

何もしなくたってアンタなんか

秒殺だけどね!

m9(^Д^)」

と、当の本人は述懐します。

まあよくご存知でって感じだわな

 (´・ω・`)

 

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