馴れ初め話

【馴れ初め 長編】私立高校に入って小中の友達と離れ離れになった俺は・・・

私立高校に入って小中の友達と離れ離れになった俺は・・・

 

 

 

 

 

性格が変で友達が

数えるほどしかいない俺。

我ながらキモい。


私立高校に入って

小中の友達と離れ離れになり

本当にボッチ。


昼休みは図書館で本読んでた。


修学旅行や卒業写真でも

ボッチーズ一まとめグループだった。


当然、女子と雑談なんか

したことなかった。


クラスメイトの女子から

放課後に校舎の外れに

来て欲しいと頼まれた。


告白?と妄想しながら行ってみたら

クラスメイトの女子と他に

3人の女子がいた。


クラスメイトの女子+他所の

クラスの女子2人+たまに昼休みの

図書館で一緒になるボッチ気味の女子。


ボッチ女子も読書好きらしく

時々昼休みの図書館にいた。

でも俺みたいに

籠っているわけじゃなくて

本を借りに来ているだけだった。


ボッチ女子は結構かわいいのに

ボッチ気味で図書館で彼女を見て、

俺はボッチ女子との恋愛妄想を

膨らませたりしていた。





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ボッチ女子が「読んでください」って

言って封筒を差し出してきた。


俺が「え?あ・・・・・でも・・・」って固まっ
ていると


周りの女子「早く手紙を開けなさいよ」


手紙を開けてみたら「キモ!!」

俺、頭が真っ白。


女子どもは動画撮影して笑ってた。


「バッカじゃねー?アンタが

モテるわけないないやん?キモいのに」

俺は硬直して、そして泣いた。


「わあ。泣いてる。キモ」

女子達は行ってしまった。


ボッチ女子は「ゴメンなさい」って泣いて
いた。

俺は走って逃げた。


翌日、学校に行ったら、

あの動画が出回っていた。


昼休みに図書室に行ったら

ボッチ女子がいたので逃げた。

それから数日、昼休みに

図書室に行くとボッチ女子が

いたので図書室に行けなくなった。


あの女子達は例の動画で

俺とボッチ女子を笑い物に

しようとしたが皆の反応は

ドン引きだった。


彼女達は孤立し、みんなの俺に

対する態度は優しくなった。


それをきっかけにして

何人か友達が出来た。


あの3人の女子に対しては

ザマァと言う感情しかなかったけど、

ボッチ女子に関しては

何とも言えない気持ちだった。


恋心とまではいかないけれども

妄想の対象だった女の子から、

あんなことされたショック。

どう気持ちの整理をつけたら良いのか

分からなかった。


しばらくしてボッチ女子が

俺に手紙を渡して

「ゴメンなさい」とだけ言って

行ってしまった。


手紙を読んだら

「傷つけてしまってゴメンなさい。

仲間はずれにされたくなくて

酷いことをしてしまいました」

「本当にゴメンなさい。

許してくれなくて当然ですが

謝りたいです」


と言うような意味のことが

ツラツラと書かれていた。


直接話す気になれなかったので

返事を書いて渡した。


「僕は苛められた経験があるから、

しょうがないのは理解できる。

もう気にしないから忘れて欲しい」


それから彼女は不登校になった。

卒業はしたらしい。


大学に入学したら世界が変わった。

大学だと変人でも

誰も気にしないし自分の

興味の分野に没頭し放題だった。


女友達はいたけど

付き合うのは怖くて出来なかった。

アレ以来、俺は女性に対する信頼が

持てなくなってしまっていた。



大学2年になったら、

ボッチ女子が一浪で

入学して来た。


校内で初めて彼女を見た時は

何だか分からないけど凄くショックで、

その場から逃げた。


しかし同じキャンパスに

居れば話す機会もある。


だんだん挨拶程度はするようになり

学食で一緒に御飯を

食べたりするようになった。


彼女と話すのは楽しかった。

趣味も価値観もバッチリあった。


大学デビューして地味地味

じゃなくなった彼女は、

一緒にいるのが気恥ずかしく

なるほど可愛かった。


彼女を狙っている男が沢山いるのは、

そう言うことに疎い俺にとっても

明らかだった。


彼女を取られないように

告白すべきじゃないか?

と思うと同時に、

彼女が俺を構ってくれるのは

アレの罪滅ぼしじゃないか?と

言う不安も消えなかった。


夏休み前のある日、

彼女から告白された。


「君と一緒にいるのは本当に楽しい」


「でも、あのことを気にしていて、

それを申し訳ないと思って

恋愛感情だと混同しているの

かも知れない」


「同情での付き合いはしたくない。

今の関係を壊したくない」

と答えた。


もちろん俺の下半身は

全く別の答えをはじき出していた。

でも胸の中のモヤモヤが消えなかった。


彼女は泣きながら説明した。


「確かに貴方に対して

罪滅ぼしがしたいと言う気持ちが

幾らかはある。


でも本当に高校の時から

好きだった」

「告白しようとして友達

(例の3人組の一人)に相談したら、

あんなキモいヤツのどこが言いの?

って言われて、

彼女達が暴走して行って

止めることが出来なかった」


「貴方を傷つけたのも辛かったし、

友達だと思っていた人に

アンなことされたのも辛くて

学校に行けなくなった」


「あれだけ酷いことしたら

軽蔑されて当然だけど、

貴方のことが好きな気持ちは

変わらなかったので一浪して、

この大学に入った」


「自分の一番大事なことを

他人に流されたのが大失敗だった」


「貴方から見たら

我儘かもしれないけれども、

この気持ちを伝えずにいられなかった」


俺も大泣きして彼女を抱きしめた。


そして俺の下半身の答えに従い、

その晩処女を奪い夏休み中ずっと

俺のアパートから逃がさなかった。


それが5年前の俺と嫁。

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