馴れ初め話

【馴れ初め 長編】俺と嫁はかなり田舎に住んでいた。小学校が全校生徒で100人にも満たないようなところで・・・

 

俺と嫁はかなり田舎に住んでいた。小学校が全校生徒で100人にも満たないようなところで・・・

 

 

 

こんなスレがあったのか…じゃあここで俺の馴れ初めを。


俺と嫁はかなり田舎に住んでいた。


どのくらい田舎かっていうと…小学校が全校生徒で
100人にも満たないようなところだ。


俺と嫁は同じ幼稚園出身(とはいっても俺は記憶無いw嫁は覚えているらしいが)

当然同じ小学校にあがった。

とはいってもその小学校は幼稚園の馴染みばかりだったから
特に嫁が特別ってわけでもなかった。


さっきも言ったが小さい学校だったので一クラスだいたい10人程度だった。

ただ俺は割と情けない奴で、学校へいくと
友達から結構からかわれて、よく泣いていた。


そんなとき守ってくれたのが嫁だった。

嫁は気の強い性格ではなかったのだが
なぜか必死に守ってくれたのを俺は鮮明に覚えている。

2年くらいになると俺もだんだん嫁に守られてるのがいやになって

「強くならなきゃあかんな」

という思いもあってか嫁から自立して、
なんとかやっていけるようになった。





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2年生の後半くらいにはクラス全体が仲良くなっていて

俺もみんなと混じってよく遊ぶようになった。


嫁は明るい性格で回りのことをよく考えてあげられる優しい子だった。

俺はいつだったか忘れたが嫁を好きになってたと思う。



2年生の後半くらいにはクラス全体が仲良くなっていて
嫁も俺もみんなと混じって割とよく遊ぶようになった。


嫁は明るい性格で回りのことをよく考え学校の行事とかでも
一緒のグループになったときは嬉しかったし、
学芸会で同じような役をやったときもそりゃあテンションが上がった。


そんときはお互いによくしゃべっていたらしい。

そんなこんなで4年生くらいになったある日、
急に嫁が学校にこなくなった。

たしか、2週間くらいだった。

「きっと風邪かなんかだろろう」

と俺は思っていたが、変な噂を耳にした。


「〇〇ちゃんのおじさんとおばさん離婚するかもしれない」と。

これは嫁の仲のよい友達が話していたのをたまたま聞いたのだが

俺はひどくショックをうけたことを覚えている。

このまま転校してしまうんかな? とか頭によぎってて少し寂しい気持ちになった。


だがそれから数日後嫁は学校にきた。

いつもと変わらない笑顔をみせていた。

俺はよかったと内心思ったが、そうはいかなかった。


俺たちのクラスの女のボスととりまき(これは男w)みたいな奴が嫁の親のことで
嫁につっかかっていき、嫁が泣いてしまったことが何度かあった。

とはいってもこれは俺が現場を目にしたわけではなく
あとで聞いたものだった。


そしてある日、学校の帰りにふと公園の方にたちよってみると
嫁が一人でブランコに座っていた。


俺は通り過ぎようとしたがやっぱりやめて嫁の方へいった。

嫁はすぐ気づいてこっちをみてた。

俺は無言で嫁の隣に座った。

「どうしたの?」と嫁が聞いてきた。


声はひどく頼りない「いや、なんか…なんとなく、さ」

とかわけのわからないことを俺が言った。

そのあとしばらく無言状態に。

この頃もう日は落ちてきていて夕日が鮮やかだった。

結構遅い時間だったせいか回りには遊んでいる子供はいなかった。


ここから会話

嫁「○○君はさぁ」(○○は俺の名前)俺「ん?」

嫁「いいよね」
俺「なにが?」

嫁「親どうし仲いいぢゃん」

俺「なんだよ、急に」

嫁「○○君家に遊びにいくとよくわかるよ、二人とも優しいし」

俺「おまえん家のおじさんとおばさんだって優しいじゃん」

嫁「そりゃ人前じゃね。家じゃケンカばっかしてるよ。ご飯だって一緒にたべないし」

俺「…」


みたいなこと話してた気がする。


まあこれは俺の頭ひっくりかえして出てきたやつだから多少ちがうと思うが。


この辺から嫁は目に涙ためてた。


嫁「あたしもさ、二人のこと嫌いじゃないし
このまま仲良くしてくれたらって思うけどもう無理みたいなんだよね…」

俺「…」

嫁「学校では二人のことでからかわれるし…もう、やだ…」このとき嫁はもう泣いてた。


というか俺は初めて嫁が泣くのを見た。

無性に可哀想な気がした。

俺はたちあがり嫁の方むいて抱きしめた。

自分でももうなにしてんのかわからんくなってた。

俺「△△はさ」(△△は嫁の名前) 嫁「…」

俺「一年の時俺のこと必死に守ってくれたべ?」

嫁「…」

俺「だからその借り、かえすわ」

嫁「…?」

俺「俺おまえのこと守るよ」

つってまたぎゅってした。


嫁はもう泣きまくってた。


普段の俺ならこれ目撃されたらからかわれて
やべーなって思うだろうがそんなことどーでもよくなった。


まあそんなこんなでこっから俺のパワーが爆発して
なんとか嫁をボスたちから守っていくわけだ。


俺だけじゃなく嫁と仲良かった友達も協力してくれたが。

暴力沙汰?(つってもかわいいもんだが)になって
職員室によばれたこともあった。


そうしていくうちに嫁はまた学校にこなくなった。


というのも学校がいやというわけではなく、
嫁の転校が決まったからである。

俺は事前にそれを嫁本人から聞いてた。

内心つらかったが、しかたがないよな と思った。


嫁が学校にこなくなると、また他の連中がゴチャゴチャいうのかな、
と思ったが。

そうでもなかったそんで嫁が引っ越す日を教えにきてくれて、
そのときに引っ越す前の日に遊ぶことにした。


その日は嫁と仲良かった友達がきて一緒にトランプして遊んだ。

それで最後のお別れのときに嫁に呼ばれた。


なんだろう と思ったが行ってみると、嫁に手紙となんかプレゼントみたいのを渡されて
「家帰って開けて」と言われて そこでお別れした。


ひどくあっけなかったというのはよく覚えている。

家帰って 親から隠れて手紙とプレゼントをみた。

手紙には嫁の新しい住所がかいてあった。

そして一言「守ってくれてありがとう」ときれいな字で書いてあった。


俺は嬉しいのと悲しいのが相殺して変な気持ちになった。

けど住所くれたから手紙とか年賀状くらいならだせるな みたいなことを考えて少しホッとした。
プレゼントには小さな瓶に星のすなみたいなのが入ったのをくれた。
そうして嫁は転校していった。


それから俺は嫁と手紙や年賀状でやりとりしていた。

嫁の住所は何回も変わっていた(親が再婚したり、親の仕事関係で)

そのせいか嫁は友達ができずに転々としていくことをひどく不満がっていた。


だけど手紙や年賀状は続けていたわけだが、
中学に入ってからは手紙もあまりやりとりしなくなって
中学卒業するときには年賀状だけの付き合いになってしまっていた。


俺は中学前に町の方に転校してそこの高校に通っていた

そんで高校2年くらいのとき
年賀状くらいしかやりとりのなかった嫁から家に電話がきた。

その内容は今度会ってみないかというものだった。


内心ちょっといきなりすぎじゃないか?と思ったが、俺は会ってみたいと思った。

そして会った。

嫁は昔どうり小柄でワンピース?みたいなの着ててかなり可愛らしかった。


そんで昔話をたくさんした。

手紙もらえなくてさびしかった とか まあ色々だ。

別れ際にまた会おうってことになって、何回かまた会って遊んだりしていた。

そして一年くらいたったときに告白して付き合った。

そのあと俺が2浪して嫁は大学に現役で入って…遠距離。

だけど前から遠距離だったからそんなこんなで続いて

俺が大学にやっと受かって、俺が大学卒業するときに結婚した。


この前 ふと嫁と昔のことをはなした

嫁「あのときお互い守りあってたんだねw」

俺「ああ、そういやそうだな」

嫁「今度は二人で協力していろんなもの守んなきゃね」

と笑顔で言っている嫁を見て、俺はとても穏やかな気持ちになった。


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