馴れ初め話

【馴れ初め話 まとめ】出会いは、自分の誇りも仕事も自分の家庭もみんな失ってしまい疲れ切っていたときだった。

 

出会いは、自分の誇りも仕事も自分の家庭もみんな失ってしまい疲れ切っていたときだった。

 

 

 

俺が激務と上司の嫌がらせによる心身
の不調まっただ中にいたとき、


元嫁は、パチンコに明け暮れ週の半分は
実家に帰りセクロスレスは


当然として、気遣いの言葉ひとつ無し。


毎日インスタントか買った総菜。


嫁のカラダに触れるのは、俺が嫁を肩も
みするときのみで

彼女から俺のカラダへの気遣いは無
し。


何をやってもうまくいかない時というも
のはあるもので、




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その十数年前から実家はごたごたして
いて俺の帰る場所は無く、

せっかく回り始めた大きな仕事も上司の
悪意で潰され、


自分の誇りも仕事も自分の家庭も、み
んな失ってしまい

疲れ切って死を考えていたとき、今嫁に
出会った。



今嫁は当時プロのカウンセラーというか
そういう業務についていて

その分野では才能があったらしく一部で
有名だったらしい。



俺がある研修に参加したところ、お忍び
で彼女もそこに居た。


研修の最中には俺とほとんど接触はな
かった。


半年くらいかけた研修の最終日、皆な
んだか名残惜しい雰囲気になり、


参加者の間で連絡先の交換をして「今
度飲み会でもしましょう」

と盛り上がった。


彼女はさっさと帰ったらしくもう会場に
は姿が無かった


俺が車をまわして帰る途中、彼女が歩
いて帰るのに遭遇した。



研修が終わった開放感と仲間意識で少
し気分がマシだった俺は、

何の気無しに彼女に「みなで飲み会をす
るって話なんで、


良かったら連絡先を教えてください」と
声をかけた。



ちょっとためらったあと彼女は、素直に連
絡先を教えてくれた。



俺は直前にメモした他のメンバーの連絡
先を示し

「写しますか?」

と訊いたが、彼女は断って会をするとき
は連絡をくれと言った。



あと長くなるのでかいつまんで書くと


・その後、道ばたに植えられた花を見な
がらしばらく立ち話。


・今嫁はなかなか美人だが、

俺妻帯者でかつボロボロだったこともあ
り恋愛感情無し。


・彼女の友人込みで、知り合いとしての
つき合い。


・当時俺、精神的に不安定で、発作的に
飛び込む衝動が

あったりして自分で怖くなり、遺書携帯。


・主に今嫁からのけっこう執拗なメール。


・いちど(俺が紹介して図書館になかっ
た)本を貸すときに茶店で会う。

はっきりいってめんどくさかった。


・その時に「あなたは死を考えているよう
に見える」

「あなたの境遇はきっと良くなる」と
言われる。


・俺ガーンとくる。

誰にも言ってないのに。


・「これだけ言えたので、もう私のお役目
は終わった」と言って今嫁連絡を絶つ。


・ああ、人に言われるようじゃ俺もうダメ
だと身辺整理。

元嫁に貯金半分渡して離婚。


上司と決別(世間的/仕事上うんと不利
だが死ぬよりはマシ)。

一年かかった。


・離婚後半年ほど経って、独り暮らしが
落ち着いた頃、

研修仲間とのBBQあり、そこに今
嫁が来た。

友人づきあい復活。


・元嫁の食事が悪くて俺の体調が悪かっ
たのを、

定食屋紹介や手作りお総菜なんかを

くれたりして助けてくれた。

(実は茶店で会ったときも総菜パックをく
れていた)


・当時今嫁は見合い話が進んでいた。

相手は地方の名士の息子。


・なんやかんやあって、俺とつき合い、結
婚することになった。


・当時今嫁は見合い話が進んでいた。

相手は地方の名士の息子。

相手は当時新進の実業家で、

俺なんかより学歴良くよっぽど稼いでい
た。


どうやら俺と彼女が親しくしているのが
ネックになって尻すぼみに終了。


何しろ名家だからな、興信所くらい使っ
ただろう。


当時俺は恋愛感情どころではなかった
のだが、

彼女はかいがいしかったよ。



あと義母になるひとが息子の家計に全
部クチを挟むらしく、

彼女としても幸せになれるとは

思ってなかったようだ。



・なんやかんやあって、俺とつき合い、
結婚することになった。


彼女は当時いい歳だったので、職場の上
司や社長

レベルくらいからも

正式な見合い、さりげない見合いが山ほ
どふっていたらしい。


あと、同世代の男たちからのアプローチ
も激しかったようだ。



で、なぜか俺が彼女にからむと、

その話が次々終了したらしい。


例えば知り合ってまもなく彼女にアプ
ローチしてくる男の電話は、

なぜか俺からの電話で話し中か、

彼女が俺と出かけている間に

かかることになっていた。



というわけで俺としては特に何の努力も
してないのだが、

なんだか運命に導かれるようにとんとん
と結婚に至った。


家族親戚知人友人、みな結婚を勧めた


誰も反対しないし、トラブルも起きな
かったな。



最初に声をかけたときに、嫁はなんかけ
ぶるような目で

俺を見たんだよな


俺の頭の後ろあたりを見ているかのよう
で、

変わった人だなと思った。


あとで解ったのだが、彼女は人間の何ら
かの雰囲気というものに凄く敏感で、


カウンセラーとしての才能も

その資質がずいぶん

与っているようだ。



とにかく喫茶店で自分というものを見
破られて以来、


俺は彼女には何か恩義

というか縁みたいなものが

あるんだよ。



そういう意味では何かが我々を引き合
わせて見合いを

させてくれたのかな

とも思う。

 

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