馴れ初め話

【馴れ初め 長編 感動】開校以来初の女生徒会長という最強の優等生様と、雑用として生徒会に放り込まれた不良と…

 

開校以来初の女生徒会長という最強の優等生様と、雑用として生徒会に放り込まれた不良と…

 

 

 

全国模試でも常に二桁台前半という、
地方の公立進学校としては創立以来最高の頭脳で、


更に、開校以来初の女生徒会長という最強の優等生様と、

更正のために雑用として生徒会に放り込まれた不良という
どこの萌えマンガだよ、

てな感じの関係だったが、
紆余曲折あってツンがデレたw


遅くなったけど書きあがったので。

長くなるので興味ない人は読み飛ばしてください。




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俺はある競技で全国レベルの選手だったんだけど
夜遊びが面白くてね、

深夜徘徊でとっ捕まったせいで公式戦出場禁止になりかかって、

顧問に「もっとうまくやれ!」と、しこたまブン殴られた上で、

反省の姿勢を示すために生徒会に所属して
雑用を仰せ付かる事になったわけ。



一方、嫁は前記の通りの優等生様で、

最初のうちは「私の生徒会に、こんな不良が!」てな感じで
態度も言葉も冷たかったんだが、


服装や髪型のような外見から受ける、
いかにもチャラ男な偏見抜きで接してみれば、

仕事は真面目だし、他の部下よりずっと反応や飲み込みが早く、


性格明るいムードメーカーなせいで俺が所属する前と
生徒会の雰囲気が一変して、


全体の効率も上がって生徒会全体の評価もあがっている。


嫁はもともと気真面目な優等生だけあって、
自分が偏見で物を見てたことに気付くと

反省も人一倍大きくて、この辺りで俺に対する態度が柔らかく変わってきて、

俺の軽い冗談にも笑顔で応えるようになり、
まあ、もともと容姿の整っている嫁だけに、

俺も「あの冷血女も笑うとかわいいじゃん」と思うようになって、
ちょっといい感じにw



ただ、嫁がこういう余裕のある態度でいられたのは
自分が上位にあると確信できていたからで、


当時の俺は団体競技の代表を常に務めてきたことで
周囲を纏め上げるのは上手かったし、


夜の街で年齢を気にせずに友達作ってきたこともあって
大人相手の交渉も嫁より余程上手で、


最初はその事を素直に評価してきた嫁だったが、

だんだんと俺に対する周囲の評価が上がってきて、
生徒会の連中や他の生徒が

生徒会長である嫁よりも先に俺のところへ相談を持ちかけるようになると、

成績や周囲の評価で自分の方が確実に上だと見下してきた相手に、

この全国模試××位の自分が劣っているのではという劣等感と嫉妬が距離を生んで、

だんだんと怪しい雰囲気になってきた所で悪役登場w



田舎の中途半端な進学校だけあって、
大抵の連中は大学進学してたのだけど、


それだけに行くところのないような落ちこぼれの3年生は歪んでいて、

嫁のように成績も容姿も良く口を開けば正論ばかりという優等生は、

そこに存在するだけで劣等感を思いっきり刺激するわけですよ。


うちの高校にも躊躇なく人が殴れるというだけで
幅を利かせていた3年の4人組がいたのだけど、


嫁の性格では、そういう劣等感を粗暴な言動でしか表現できない連中は
とても許せない汚らわしい存在。


普段から苦々しく思っていたそいつらが屋上に続く階段の
踊り場でタバコ吸ってる所を見つけて

注意をしていたのだが、
売り言葉に買い言葉で段々と言葉がきつくなって

注意→詰問→罵倒の形になった辺りで4人組が逆ギレ。


屋上に連れ出され、普段から正しい言葉が暴力に
負けるわけがないという持論の嫁は

最初のうちこそ強がって抵抗していたものの、


生まれてこのかた悪意や憎悪を暴力という形で
向けられた経験がない嫁は、


平手一発張られて床に転がされただけで
自信もプライドも粉々にされて、

震えも涙も止まらない有様。



他のクラスの女子に呼ばれて俺が駆けつけた時には、
あの気の強い女がボロボロ泣きながら

土下座を強要されている最中だった。



「関係ねえだろ! すっこんでろ!」


「関係ねえなら、こんなとこくるか! 
お前ら俺が丸くなったとでも思ってんのか!」

「出場停止が怖くって生徒会に尻尾振ってんだろうが! 
大会出られなくしてやろうか!」


ここで4人組のリーダー格を思いっきりブン殴って転がした後、

反撃が来ないように腹に一発蹴りを入れ、
相手が悶絶している間にもう一人の頭を掴んで

昇降口の角にぶつけながら、


「やってみろや! 出場停止の後で自分らがどうなるか分かってんのか!?」

もともと4人組は集団で一人を囲んで
威圧してから殴るしか出来ない連中で、

まともに体も鍛えたことのない格好だけのもやしっ子。


まさか反撃がくるわけがないと思っていたところに
自分達以上の暴力をぶつけられ、

腰が引けている残りの二人にも鼻っ柱に
いいのを一発づつ入れてやり、

「自分で立てるうちに、そこのゴミ持ってとっとと帰れ! 本気で潰すぞ!」


ここで 「私を助けてくれた王子様、ステキ♥」
となりゃ話は楽なのだが、

今まで自分が培ってきたものを全て叩き潰した暴力を、
それ以上の暴力で潰した男。

助けてくれたのは嬉しいけど怖い。


感謝しなければならないのだけれど、それよりも怖い、
どうしていいか分からない・・・

ボロボロボロボロ泣いてるところを優しく抱きしめられて

「もう大丈夫、ごめんな怖い思いさせて」

この優しい言葉でコロッといったw




それからは、あの高慢で高飛車な女が、
まあ可愛くなることなることw


初めての恋愛で加減が分からないものだから、
何をやるにしても全力になるんだよね。


生徒会室でも気がつくと俺の事じっと見てるくせに、
目が合うと顔赤くして俯いてみたり、

今までお母さん任せでまともに包丁も握ったことなかったのに、

嫁は学校に来る必要のない休日の部活にまで俺に合わせて弁当作ってきたり、

それまでも、優れた容姿は自分の立場を優位にすることは十分に知っていたから

身だしなみに気を使ってはいたけど、
そういう意味でなく可愛い自分を見て欲しいってことから

おしゃれにも目覚めてみたり etc。



まあ、そういう時期ばかりではなかったから
喧嘩も散々したし破局の危機もあったけど、

それでも来月子供が生まれるわけですよ。


俺は家にいられる時間が少ないもので
出産に備えて今は実家に帰ってるけど、

早く一緒に暮らしたいね。家に帰っても「おかえりなさい」が
無いのはさみしくてかなわん。


長々と書き連ねましたがこんなとこです。

お付き合いありがとうございました。

 

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