馴れ初め話

【馴れ初め 感動 長編】「軍人」というあだ名の友人といい雰囲気になってた女の子に・・・

 

「軍人」というあだ名の友人といい雰囲気になってた女の子に・・・

 

 

 

 

俺は中学受験に失敗してド田舎の全寮制の中高一貫男子校に通ってたんだ。


で、勉強に不貞腐れてチャラ男になってた高1の頃に、
A男っていうめっさ眼光が鋭い上に姿勢がいいやつが外進で入学してきたんだよ。


タッパもある上に(178cmぐらいだった気がする)
かなり無口なもんだから早速ついたあだ名が「軍人」だった。


でも黙して語らずって姿勢に心惹かれる女の子がどこの年代にも存在するらしく、

学園祭の時近くの女子高校から出会いを求めて遠征してきた連中に
寄せ餌として半ば無理やり連れてこられたB奈っていう女子が
一目ぼれしちゃったらしい。


なんで知ってるかっていうと、情報交換担当に
(だれそれは地雷だからやめとけとか、だれそれは彼女持ち・彼氏持ちだから
ナンパされたら教えてくれとか


主にネガティヴな情報)の中に俺もいたから。




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学園祭最終日が終わった後の食事会にB奈を出すから
A男も出席させてくれという条件を飲んだはいいんだが、

誰が説得しに行くかということで大揉めに揉めた。


そりゃそうだもんな、A男はあまりにも無口な上に
体育の時わき腹に引きつったような痕があったからマジモンの
軍人じゃないのかっていうような噂が飛び交っていたし


当時は衰えてたラグビー部とかから顧問直々にオファーがかかる程度の
身体能力があったから怒らせたら半殺しにされるって誰もが本気で 信じてた。


結局ジャンケンで俺が行く羽目になり、放課後
外進生用の大部屋に行って声をかけることになった。

俺「A男君、放課後時間空いてます?」

お着替え中のA男「……特に予定はありませんが、何か?」

俺「じ、じゃあよかったら合コンに行きませんか?
好みの女の子が見つかるかもしれないっすよ?」


A男、しばし俺を睨む。俺氏、ちびりかける。


A男「分かりました。喜んで行かせて頂きます」

俺「ですよねー。無理言ってスンマセンしたー……え?」

A男「それで、会場はどこですか?服装等の規定はあるのでしょうか」

俺「あ、えっとー、ショッピングモールのフードコートで、
特に服装の指定は無いですケド… …マジでいいんすか?」


A男「断る理由が見当たりませんし、これを機に皆さんと
親睦を深めるのもよいかと思いまして……あっ」


俺「あっ」

制服を脱いだ後私服に着替えてるA男のクローゼットから
飛び出でたる緑の背表紙の文庫本。

ばっちり見えたピンク髪の平面的な女の子。


A男「……これはお恥ずかしいところをお見せしました」

俺「……俺なんも見てないっす、安心してください」

A男を連れて来た俺は皆から心配されつつ労われて、無事向こうとの約束を達成した。


その時の会話は今でも忘れられない。


A男が実はジョークも話せる気さくなやつな上にいいとこのボンボンだったこと。

腹の傷は自転車に乗ってたときに横転して できた傷だったこと。


睨み癖はたんに目が悪かったからと聞いたときは皆で爆笑してた。

門限が近づいてきた頃にはA男とB奈はいい雰囲気になってたし、

他の皆もいい相手を見つけたらしかった。

俺?見事玉砕しましたともえぇ。
これで目出度し目出度しと幕引きになれば良かったんだが、そうはいかなかった。



B奈は清楚系でかなり男受けする顔だし気配りもできるから
A男だけじゃなくて他の男も狙ってたりしたんだが、そんな中にC男もいた。


C男はチャラ男の俺に最低最悪と言わしめるレベルの人間で、

恐喝に窃盗、いじめとチンケなことばっかしてて

中学の頃二回も教育的指導(暴力ではない。

これを中高あわせて三回受けると退学させられる)を受けた上に

仏の副教頭を就任以来初めて怒らせたやつだった。

当然合コンではブラックリスト入り。


あいつはかなり諦めが悪い男だったから当然引き下がるわけも無く、
何かとA男に突っかかってた。


具体的にあげると、理科の授業で硫酸をくすねてA男にかけようとしたり体育で
ソフトボールがあるとバッターのA男を狙ったりと


今思えば証拠さえあれば余裕で傷害事件で引っ張れるようなことばっかしてた。


でもA男はケロリとして全部受け流してたから
(A男いわく、ああいう手合いの捌き方は全部姉貴から教わったらしい)

いつの間にかパタリと止んだ。


俺達はついに諦めたかって安心してたんだが、違った。


ある土曜日の授業が無い午後、寮内に備え付けの公衆電話ボックスで
険しい顔をしながら受話器を取ってるA男がいた。


かなりあせってるように見えたから声をかけたんだ。


そしたらB奈との連絡がつかないんだと。

電話番号は間違えてなかったし、

以前情報交換しあってた向こうの女友達に電話しても

B奈はケータイを持ってきてたっ て言ってた。


いやな予感がして、寮事務所に行って札をみたら
(外出の管理はこの表が白裏が赤の札で行っていて、

門限までに帰ってこなかったら外出禁止、さらのそのとき白だったら

禁止期間2倍っていう罰則があった)C男のは赤、つまり外出中だった。


おまけにC男のクラスメートに聞いたら今日は早引きしたらしい。


A男に伝えると、A男は脱兎の勢いで札をひっくり返さずに出てった。

俺もチャラ男リーダーに頼んで誘拐に使われそうな一帯を
仲間と一緒にC男を探させてもらった。


事態の収拾を知らせる伝令係が来たのは門限が迫る5時ぐらいのときだった。

俺はそのとき寮を中心とすると西側のエリアを探し回ってたんだが、

C男はうちらの学校にいたらしい。

B奈と一緒に。


予想通りC男は俺のモノにならないんなら徹底的に汚してやるって
B奈が本当のC男を知らないことを利用して彼女を攫ったらしい。


学校を選んだのは俺達が探すときノーマークになるからだと。


ところがA男はそこを読んで一目散に学校に来て、

懇意にしてた用務員に説明して人気の少ない場所を教えてもらって

C男とB奈の隠れ場所を探し当てたらしい。


追い詰められたC男はハンダゴテをつかんでA男に襲い掛かって

左目を抉った後追撃しようとしたんだが、

死角から用務員が不審者捕縛用さすまたを持って来てたもんだから

それに気付かず捕まったらしい。


俺が現場に到着したとき、目に入ったのは泣いてるB奈と

左目を気にせず彼女を慰めてるA男だった。


あの後C男は三振アウトでめでたく退学&少年院入りになって、

A男とB奈は婚約を交わして、成人後結婚。


二児の父親になったA男は左に眼帯をつけてからパパ大佐って
いまだに冷やかされてる。


眼帯を付けたのはA男曰く義眼だと子供が泣くからだと。

B奈のお腹の中に新しい家族ができたと聞いてカキコ

 

 

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