馴れ初め話

【馴れ初め まとめ 感動】震災で兄夫婦を津波で亡くし甥と姪を引き取ることに。押し潰されそうな俺を・・・

 

震災で兄夫婦を津波で亡くし甥と姪を引き取ることに。押し潰されそうな俺を・・・

 

 

 

近所のおじさんの紹介で嫁と付き合うが、

3ヶ月も持たずに別れた。


当時俺は、親父の家業を継いだばかりで本当に忙しかった。

次男なのに。


なので、嫁と別れて、自分の時間が作れることが嬉しかった。


俺はその時、膝の悪い親父とボケ気味の婆さんと実家で3人暮らしだった。


東日本大震災の日、兄夫婦が津波で死んで、
中学生の姪、小学生の甥が残された。


我が家は山側に住んでいたので家も会社も無事だった。

兄嫁は一人っ子、兄嫁両親は超高齢だし、親父はまだ60代だから、
必然的に家で引き取ることになった。




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それから2ヶ月は、早起きして親父と朝飯作り、

弁当をもたせて学校に送り出し、

遅く起きてくる婆さんの飯を用意して仕事場へ、

昼に一旦戻って婆さんの世話をして、また午後から仕事場へ、

夜も飯を作って食べさせ、小学生を寝かしつける毎日で、
たまの休みも小学生を遊びに連れて行ったりで、

仕事のこと、家のこと、献立のことで本当にいっぱいいっぱいだった。


そのうち親父が過労で倒れて入院してしまって
負担は一気に俺にのしかかってきた。


ある日子供たちが寝静まったあとテレビを見ていたら涙が出てきた。

本当に勝手だけど、すがる思いで別れた彼女(嫁)に電話をかけたら、
すぐに家まで来てくれた。(片道20㎞)


家の中だとまわりに聞こえるから、近所の公園のベンチで
すすり泣く俺の話を黙って聞いてくれた。


落ち着いてから家に戻って俺は寝たけど、
彼女はタバコを吸いながらテレビを見ていた。


起きたらいなくなってるんだろうなぁ、
悲しいなあと思いながら目をつむって、気付いたら9時を過ぎていた。


小学生と中学生の部屋を見たけど2人はいなくて、

やべえやべえと階段を駆け下りたら、彼女が婆さんに飯を食わせていた。


俺を起こしたけど起きなかったから、勝手に朝ごはんを作らせてもらった。

お弁当の用意もしたから昼に学校まで届けて欲しいと言われた。

婆さんは彼女のことをヘルパーさんと思っているようだった。


とりあえず会社に行って、昼に学校に行って家に戻ったら、
婆さんと彼女が昼飯を食っていた。


洗濯物も洗っていいのかと聞かれて、すまないと思いながらもお願いした。

婆さんの昼寝中に風呂洗いと掃除機がけまでしてくれていた。


夕飯を作った彼女は、一旦家に帰って、夜にまた戻って来てくれた。


彼女は、資格勉強のため無職だったから、
時間はあるからいいの、とその日から家の母親的な役割を引き受けてくれるようになった。


家事の合間を縫って勉強をしてるみたいだった。


ふさいでた中学生の姪のケアもしてくれて本当に助かった。


退院してきた親父は、家で働く彼女の姿を見て、
ありがとうって泣きながら何度も頭を下げた。


俺も、しばらくは大変な生活が続くだろうけど、絶対にお金の苦労はさせないから、

ずっとこの家で暮らしてくれないかって頭を下げて、

親父と彼女の両親のところへ行って、今までの経緯を説明した。


彼女の両親もとても良い人で、姪と甥のことも可愛がってくれた。

良い日を選んで入籍して、神前式を挙げた。

小学生の甥が夜は俺の部屋で寝るもので、嫁との体の関係はしばらくなかった。


ちなみに、今現在俺は30代で、嫁はアラサー。

自分たちの子供が欲しいなーと思っているけど、

嫁的には、姪と甥がせめて高校を出てから~と考えているようで、

とにかく、今いる子供たちを立派に育てなければと思っている。


二人とも目標があるなら大学まで出てもらわなきゃいけないし、

保険金には手をつけたくないから、仕事頑張ります! 

 

 

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