馴れ初め話

【馴れ初め 長編 感動】ある日、帰りの電車で挙動不審の外国人を見つけた。嫁「?」 俺「あの」 嫁「oh…..」(後編)

 

ある日、帰りの電車で挙動不審の外国人を見つけた。嫁「?」 俺「あの」 嫁「oh…..」(後編)

 

 

 

言い終わって緊張が解けたのか、

呆然とする俺に早口で説明してくれた


オーナーの奥さんに

「『出会って三ヶ月の記念日だ』と言った
ら食事に誘われた。

行ってくる」と話すと「丁度いい機会だ、

告白してこい」と言われたこと。


初めて会って話をした時から気になって
いて、

メールや電話したり、一緒に遊ぶ内に

好きになったということ

(個人的にはここが一番恥ずかしかっ
た)

その事を相談していたからオーナーの奥
さんは

全部知っていて、それで今日が

いいチャンスだと言って服を仕立ててく
れたこと


「『お付き合いして下さい』と一言言え
ば、

後はどうにかなる

(この台詞はちょっと間違えてた)

メールを見た感じ、向こうも気になって
るに違いない、

一発かまして来い」と送り出されたと




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メール見られてたのかよ……と、

正直あまりの急展開で頭がおっつかな
かったけど

、目の前で赤くなってる嫁さんを見てい
たら

どうでも良くなった

嫁「それで、だから」

俺「すみません。俺からもお願いがあり
ます」

嫁「お?」

俺「告白お受けいたします。俺と付き
合ってください」


返事の代わりに「なーー!」という謎の
歓声と共に

キスが返ってきた


嫁「マジか!?」(嫁は興奮するとマジを
連発する)

俺「マジですよ」

嫁「わたしの好き?」

俺「はい、好きです」

嫁「ほひょう!わたし!わたしも!」



 

 

こうして、深夜のファミレスで

騒がしい一組のカップルが誕生した



めでたくカップルになった……とは言って
も、

現時点で毎日連絡を取り合っているし、

二週間に一回くらいの頻度で遊びにも
行っている

そこまで関係に大きな変化はないだろ
う……

なんて思っていた俺は甘かった


その日は「緊張しましたので疲れました」
という

彼女を家まで送り届けて、オーナーの奥
さんが

出迎えてくれた目の前でさよならのキス


めちゃくちゃ恥ずかしかったけれど、

終始ご機嫌で本当に嬉しそうだったの


結果オーライか……なんて考えながら

帰った次の日から嫁の進撃が始まった



朝、眠い目をこすりながら駅を向かうと

なんと俺の最寄の駅に嫁さんが

まだ寝ぼけてるのかと何度目を擦って
も、やっぱりいる


俺「どうしたんですか?朝早くからなん
で……」

嫁「なんだかきのうからワクワクしてね
むれなかったです。

はやく起きたのできちゃいました!」

俺「それはそれは……」


それでわざわざここまで一人で……

驚きはしたものの、朝から会えたのは純
粋に

嬉しかったので「ありがとう」と言うと

いってらっしゃいのキスをしてくれた


夜、家に帰ってから『見送ってくれるのは
嬉しいですけど、

毎朝こっちまで来てもらうのは忍びな
い。

気持ちだけで充分です』と電話で言うと

『でもそうしないと会えないです……』と
小さい声で言う嫁さんに

「それでも来ないで下さい」とは言えず
悩んでいたら


嫁『じゃあお家、あいに行ってもいいです
か?』

俺『家に、ですか?』

嫁『ダー!!』


結果、頻繁に我が家にやって来るように
なった

初めて泊まりに来た日、パンパンに膨ら
んだ

リュックを背負った彼女はまるで山登りの
達人の様だった



その内泊まりに来る日も増えて、付き合
い始めて

一ヶ月過ぎたくらいの時に初めてセクロ
ス。


腰から太ももにかけてはっきり残った傷
があって、

「瓦礫で怪我をした傷をちゃんと治療も

しないでいたら残ってしまった」と説明さ
れた


改めて、とんでもない経験をしてきた人

なんだなと思うと同時に、

「これからはとことん幸せになってほし
い。

いや自分がしてあげないと」と強く思っ




嫁「ごめんなさい、きたないですね」

俺「汚くなんてありませんよ、

あなたが頑張って生きてきたしるしで
す。

あなたはとっても綺麗ですよ」

嫁「……うん、ありがとうです。だいす
き」

俺「俺もです」


この時の嫁さんの涙を流しながら

笑った顔を俺は一生忘れないだろう


次の日、唇から首の根元につけられた

大量のキスマークで首がかぶれたみたい
になって、

同僚にえらく心配された



付き合ってから一年半とちょっと経った、

そろそろ冬の気配がしてきたある日

その頃には、もう既に嫁さんは月の大半


俺の家で過ごしてたまにオーナーの

マンションに帰って仕事をもらってくる
……

みたいなほとんど同棲生活サイクルに
なっていた


家に帰ると嫁さんが「おかえり」と

出迎えてくれるのが心地よかった


「ごはんとおふろとわたしですね?」

「え、全部?」みたいなお約束の変化球
も覚えて、

毎日の生活を楽しんでいるみたいで何
よりだった

二人でいる時間が増えてから分かった
ことだけど

、嫁さんはめちゃくちゃ甘えん坊だった


前にちょろっと書いたけど、

まだ10歳位の時に国の内戦で両親を
失った嫁さんは

それから20歳まで教会の孤児院、

それからしばらく国内で働くも失業し日
本に来て俺と出会った

人生の半分以上、家族のいない生活を
送っていた訳だ


その反動なのか、家に二人でいる時は

ずっと俺にくっついて離れなかった……

結果一人の時間はほぼゼロに

まぁ、元々大した趣味も無かった俺は

特に気にすることも無かったし、

俺も嫁と一緒にいる時間が好きだった



しかし、ここまで関係が進展した以上は

そろそろ男としてけじめをつけなければ

……つまり結婚だ


出会ってから二年を過ぎた俺は決意し


それには先ずプロポーズをしなければい
けない……

ならば場所は何処で?


指輪も用意しなければ……いや、待て。


向こうの人のプロポーズはどうやるんだ
ろう?

仕事の昼休みに頑張って情報収集した

訳を話すと塾の同僚達も手伝ってくれた

そんな中、一人の同僚が「やっぱり、プロ
ポーズするとなると

彼女さんのご両親に挨拶に行くんです
よね?」と……



嫁さんの両親が亡くなってることは

伏せてたんだけど……そうか!

俺の中でプロポーズの案がほぼ固まった
瞬間だった


家に帰ってすぐに嫁さんに提案した


俺「サシャ!この冬、二人で旅行に行こ
う!」

嫁「ほ!?」

(サシャは二人の時だけ呼んでいる嫁の
愛称。

実名とはあんま関係ない)


 冬の旧ユーゴスラビアは寒い……

12月某日、嫁さんと二人で空港につい


一番の感想は「寒い」だった



最初、旅行だ旅行だ!と騒いでいた嫁
は俺が

「行き先は……」と故郷の名前を告げる
と、

更に驚いて「だいすきー!」と言いなが
ら飛びついてきた


忌まわしい過去がある場所なだけに、

正直「行きたくない……」と言われるか
もしれないと

内心ビクついていたけれど杞憂に終わっ


やはり祖国への想いと言うのは、強いも
のなんだね


その日の夜から彼女はスーパーハイテン
ションで

旅行の支度を始めた(俺の膝の上で)


俺「今からそんなにはしゃいでたら行く
前に疲れちゃうよ?」

嫁「その時は、ダーリンにだっこしてもら
う!」

俺「大変だ。体を鍛えておかないと」

嫁「えへへ」


二人で初旅行、それも海外とあって

ワクワクが止まらない嫁さんの裏で、

俺もきっちりと婚約指輪を購入

お互い、色んな意味でドキドキワクワク
しながら

三泊四日の旅へ向かった



空港を出るとゆっくり深呼吸して

「……懐かしいにおいだよ」と嫁さん

そのまま予約していたホテルまで、

町並みを見ながらゆっくり行って、夕飯
食べて就寝

二日目は朝から元気MAXな嫁さんに

引っ張られて観光(俺は時差ぼけで眠
かった)


そして運命の三日目

俺は「行きたい所があるんだよ」と

行き先を内緒にして嫁さんと電車に
乗った


嫁さんの育った町は、以前詳しく聞いて
いたので

事前に入念な下調べの上道順を頭に叩
き込んでいた


電車から見える風景が段々と

見覚えのあるものに変わっていって、

嫁さんが無口になる


恐らくこの時点で、俺が行こうとしてる
先が

何処だか気づいていたに違いない

初めはその沈黙が怖かった……

もしかして怒っているんじゃないかと思っ
たから

でも、嫁さんの故郷がいよいよ近くにな
ると

俺の腕を抱きながら



嫁「あれ!あれ!」

俺「ど、どれ?」

嫁「あそこ!わたし小さい時遊んだ
よ!」


大きな目をキラキラさせてそう言う嫁
さん顔を見て胸を撫で下ろした



目的地は、外れの方にまだ残骸が

少し残っているような小さな町だった

彼女が生まれ育った町……

そう思うとなんだか感慨深い


久しぶりの帰郷となった嫁さんの方は

どうかと言うと「わお……」を連発しな
がら

俺の手を引っ張ってあちこち歩き回って
いた

まぁ、しばらく好きに歩かせようと思って
いたら

嫁「ダーリン、来たかったのここ?」

俺「簡単に言うと、そうですね」

嫁「お?」


俺がこの言い回しをする時は、

まだ何か隠している……ということを
経験上

知っている嫁さんは「どこ?どこ?」と俺
の目を

真っ直ぐ覗き込みながらマシンガンクエ
スチョン



俺「えっと、サシャのいた教会ってあそ
こ?」
嫁「おー……うん!」



教会まで来ると、すぐ傍に慰霊碑があっ



俺「ねぇ、サシャのお母さんとお父さん。

どれか教えてくれる?」

嫁「う、うん……ここ」

俺はその刻まれた二人の名前に静かに
祈りをささげた

横にいた嫁さんもつられて一緒に


祈りと同時に決意を告げる

今からあなた達の娘さんにプロポーズ
をします……

どうか見守っていて下さい、と



そして運命の時――


俺「今日来たかったのは、ここです」

嫁「そうだったか……びっくりした」

俺「ここに来たかったのは、サシャとの事


お二人に話しておきたかったから」

嫁「へへ、わたしも『ダーリンができたよ』
ていいました」


俺「……それでね、もう一つ。今度はサ
シャに

言いたいことがあるんだ」

嫁「?」


不思議そうにしている嫁さんの手の上
に、

大事にポケットにしまっていた箱を

取り出して静かに乗せた


この時、緊張のあまり手がちょっと

震えていたのはご愛嬌


俺「俺はね、これから先の人生ずっと

あなたと一緒にいたいと思っています


俺「楽しい時も、大変な時も、泣く時も、

笑う時もずっとずっと、傍にあなたがい
て欲しい」


俺「全部の力を持って、あなたを幸せに
する事をここで。

あなたのご両親に誓います。

だからサシャ……俺と結婚してくださ
い」


ちゃんと全部の言葉が伝わるように、

彼女の目をみてゆっくりとそう伝えた


「傍にいて欲しい」のあたりから顔真っ赤
にして

目うるうるさせてた嫁さんは、

俺が言い終えると同時に声を出して泣
き出した

そのまま俺に抱きついて何度も頭を縦
に振りながら

嫁「はい……はい……わたしも結婚した
いです」

と返事をくれた


良かった……

思わず安堵で膝から崩れ落ちそうだっ
たけど、

なんとか踏ん張った


周りに集まってきていた人たちも、

日本語の会話だったから何が何やら

分からないみたいだったけど俺が箱を開
けて

指輪を彼女の指にはめた瞬間、

「オォォ!」と歓声をあげて拍手してくれ



嫁「結婚したぞー!ダーリンですよー!」


と通じる訳も無いのに日本語で言いな
がら

ギャラリーに俺と指輪を見せて泣きなが


はしゃぐ嫁さんを見て、

この上なく幸せな気分だった



おしまい



やっと終わった……グダグダグダグダと
何日も

申し訳なかったです

実は今年が結婚十年目の記念の年で、

思わず出会いをポロっと書いてしまった
のが

まさかここまで続くとは……

当時の写真や日記なんかを引っ張り出
して

あれこれ思い出しながら書いたので、

文章も滅茶苦茶で恥ずかしい


後半スレチになってしまったのも申し訳
ない


 

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