馴れ初め話

【馴れ初め話 感動】嫁 「それが私のこと無視する理由ですか?」 俺「え?無視?無視してないよ。毎日話してるやん?」

 

嫁 「それが私のこと無視する理由ですか?」 俺「え?無視?無視してないよ。毎日話してるやん?」

 

 

 

大学デビューも出来なかったイケてない俺が

イケてない仲間の友達と妄想を膨らませてビーチに行った。


しかしイケてない同志で集まってもイケてない度が増すだけで
当然ナンパなんて出来ずウダウダしてた。


昼飯時になり焼きそばを買おうと長蛇の列に並んだら
前に並んでいた女の子が「アレ?財布忘れてきました。

すぐ取ってくるから待っててください」と売店の兄ちゃんに

御願いしてたので「じゃあ僕が立て替えるので、後で払ってください」
と声をかけた。




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それがきっかけて、
その女の子+女の子のツレ+俺+俺のツレでビーチで遊んだ。


話の面白い子で、結構盛り上がった。

でもヘタレな俺とツレは電話番号も聞かず仕舞。


ド近眼の俺はビーチでは眼鏡を外しており
彼女の顔が良く見えなかった。


ぼやけた視界の記憶だが、割と背が高くてスタイルも良く
可愛い感じだったと思う。

そんなわけで残りの大学生活は彼女の妄想しながら
女とは縁の生活を送った。


社会人3年目、新入社員の中に飛び切り可愛い子がいた。

 
俺は教育係だったが同期のイケメンが狙ってる宣言したので

自分にチャンスがあるとは思っていなかった。

 
もし社内で特攻かけても勝算は限りなく低く、

玉砕したら働きにくくなると思うとリスクを取ろうとは思わなかった。


贔屓していると言われたら嫌なので務めて
公平に事務的に接するようにした。


 

 

その新入社員とは帰りの電車が途中まで同じだったので時々一緒に帰ったが、
一緒に飯を食ったりするときは出来るだけ1対1にならないように気を付けていた。
 
ある時、相談があるからと俺が降りる駅で、その新入社員も降りてきた。

駅前の居酒屋で飯を食いながら話すことにした。



イケメンの先輩(俺の同期)に言い寄られているけど、

その気がないのだが、どうしよう?と言う相談だった。


「はっきり付き合ってと言ってくれたら、
かえって断りやすいけど、そうでもなくて

仕事中に二人きりになるような状況をつくられたり、

休みの日に遊びに行こうって誘われたり」


「仕事中に二人きりにされそうになったら
メールでも電話でも連絡くれたら、すぐ助けに行わ。

1対1は避けたほうがええやろね。

遊びに行くの断り辛かったら俺も行くって
言うことにしてくれたらええよ。

俺さんも行きたがっていた、とか言う風に言って」

「俺さん、優しいですね。ありがとうございます」


「イケメンの公私混同はイカンから注意しとくけど、

基本的にはマジメに働いてるし男前やし、

一緒に何回か遊びに行ってから考えてもええんちゃうん?
彼氏がおらんのやったら」


「彼氏いませんけどイケメン先輩は嫌なんです。チャラいかんじで」

「おらんくても彼氏いるとか好きな人がいるって言うのが
一番アッサリした断り方やから嘘も方便ちゃうん?」

「彼氏いないの知られてるから言い難いんですよね。

ところで俺さんのほうこそ、彼女いないんですか?」

「おらんよ」

「なんで彼女つくらないんですか?」

「つくらないんやなくて、つくれない」


「そんなことないでしょ?つくろうとしてないんじゃないですか?」


「つくろうとしてない、うーん。そうかもしれんね。努力はしてない。
俺、おうち大好き人間やから出会いがないし」

「会社では?」

「会社でヤラかしたら、その後、働きづらくなるやん?」

「それが私のこと無視する理由ですか?」


「え?無視?無視してないよ。毎日話してるやん?」

「そうじゃなくて私のこと、覚えてないんですか?」

「覚えてないって?会社で初対面やろ?」
 
「本当に覚えてなんですね。ガックリです。4年前○○ビーチで会ったでしょ?」


「あー。君、あの時の娘かあ。それやったら覚えてるよ。すごい偶然やな」

「ショック。やっぱり覚えてなかったんですね」

「いや、俺すごいド近眼で顔とか全然見えてなかったんよ。

だから気が付かんかったんよ。今はコンタクトやけど」

「そうなんですか?私、知ってて無視されてると思ってたから悲しくて」

「いや見えてなかっただけ。あの時のことはメッチャ覚えてるよ」


女子高で男っ気が全くなかった嫁、

出会いを妄想してクラスメイトとビーチに行き俺と出会う。


優しく(焼きそば代貸した)、連絡先も聞かずに立ち去った紳士的(単にヘタレ)な男が、

思い出の中で、運命の出会いだったのに、と美化される。

 
女子短大に進学してコンパデビュー。

言い寄る男どもはガツガツでゲンナリし、
思い出の中の俺が更に美化される。


入社して俺の同期イケメンだけじゃなく複数に口説かれたけど
俺さんは紳士的キラキラ(単にヘタレ)

近眼で顔が分からなかったと知った時、

顔も見えてなかったのに私に声をかけたのね。

ルックス目当てじゃない紳士!と更に勘違い。

年齢=彼女いない歴の俺、なかなか手を出さず、

やっぱり紳士的!と益々勘違い。



そんなわけで付き合ってる時は、全部、嫁が主導権。

人ごみを歩いていたら、嫁が袖の肘のところ摘んで
嫁「すごい人。はぐれそう」

ヘタレ「それ不自然だから腕組まない?」


手にハアハア息を吹きかけて

嫁「今日は予想外に寒い。手袋持ってこなかった」

ヘタレ「手、つなぐ?」

嫁「最近、出かける時、誰に会ってる?って親の詮索がすごくて」

ヘタレ「ご両親に挨拶しとこうか?」


嫁「親は直ぐに結婚するって勘違いしてるみたいだけど
キスもしたことないのに結婚って言われても・・・」

ヘタレ「・・・・チュ」

嫁「チュ・・・チュ・・・ブチュ〜」


嫁「うちの会社って結婚しても辞めなくても良いよね?」
 
ヘタレ「社内結婚で働き続けてる人いっぱいいるで。部署は変わるけど」

嫁「ハッキリしたほうが会社も困らないと思うんだけど。来年4月の移動までに」
ヘタレ「そ、そやね・・・」


そして結婚。


結婚後、嫁命の猿化した俺に、紳士じゃなくてヘタレだっただけじゃないか?と
疑問を持たないでもなかった嫁だが、もはや手遅れ。



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