馴れ初め話

【馴れ初め まとめ 幸せ】メル友とその友(嫁)に対面。ショートカット女子と一匹の♀ブタ、どっちが嫁?

 

メル友とその友(嫁)に対面。ショートカット女子と一匹の♀ブタ、どっちが嫁?

 

 

 

 

俺が大卒社会人3年目でSoftBankが
まだJ-PHONEだった頃の話


俺は出たばっかりのカメラ付き携帯

(どのキャリアよりJ-PHONEが早かった
はず)に機種変してウキウキだった


秋になりかけてたある日、

俺の携帯番号に似た番号

(末尾番号違い)からメールが届いた

「メル友になってくれませんか?」っと





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※当時携帯メールシステムができたばっ
かの頃で

若者の間で適当な番号

(自分の番号に近い番号だったり全然関
係ない番号だったり)に

メル友募集みたいなメールを送るのが
流行ってたんだよ…


いやマジでw


今ならワンクリック詐欺とかで誰も見向
きもしないんだろうけど、

当時はそんなもんなかったから

結構返信してくれる人も多かったんだな


しかしだ!焦るな俺!相手は♂かも知
れん!不安と期待の半々で返信!


「○○県住み25歳♂だけど良い?」ポ
チッとな!


間を置かずにすぐメールは返ってきた



 

 

「△△県住み16歳♀女子高生で~す!
よろしくお願いしま~す」

キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!


彼女居ないし九州のど田舎だから

職場もオッさんとお局ばっかりで

出会いも少なかった俺はJKのメル友に
浮かれてメールしまくった


しかも俺の住む○○県とJKの△△県は


隣県あわよくばなんて下心満載だった
わけだ


初メールから一週間程経ちお互いの事
を少しづつ理解し始めた頃に

メル友から衝撃のメールがきた


メル友「彼氏できた~♪」

なん…だと…


しかも相手は俺と同じ立場のメル友、

俺がじっくり実らせようと思っていた青
い果実を

隣から捥いで行かれた気分
だったorz



俺「そうなんだおめでとう良かったね」と

当たり障りのない返信で関係を終わら
せようと思ったんだが、

更に何回かメールをやり取りする中で相
手は関東のヤツだと判明


あれ?これまだイケるんじゃね?


ぶっちゃけ、まだ会った事のない関東の
ヤツならすぐ会える距離の

俺のが有利じゃね?って事で

相談を聞く大人の紳士を装う

方向にシフトチェンジしメル友との

メールを継続させることにした



内容は学校でのくだらない話や

バイト先での失敗を聞いたり彼氏との

やり取りを応援するフリをした自分上げ
彼氏下げw


頭は悪いのに悪知恵だけは一人前だっ
たんだよ


そんなやり取りをひと月ほど続けていた
時そのメールは来た…


メル友「みんな彼氏できて楽しそうでム
カつくH香」とな


ん?メル友の名前はK子のはずだが?


最初は間違いメールかと思ったが、

確 かにメル友の携帯から発信された
メールだった


もしかして名前嘘つかれてた?とか

頭ん中で考え探りを入れることにした


俺「H香って誰やねん(笑)」


メル友「ごめ~ん友達が勝手にメールし
た~」

俺「なんだ友達か~い(笑)」

メル友「まわりが皆彼氏できて荒んでる
の(笑)」


俺「まぁ…気持ちはわかる…俺も彼女居
ないし(笑)」

メル友「良かったらH香紹介しようか?」

なん…だと…


俺は迷った…せっかく仲良くなってきた
彼氏持ちのJKを

ここで手放し新たな開発地を求め

旅立つべきなのか?と

俺「マジ?お願いしますm(__)m」


一瞬の判断は賭けだったがじっくり考え
る時間はなかった


メル友「じゃあ俺くんの携帯番号H香に
教えとくね~」

俺「よろしく~」


そこでメル友とのメールは終了…H香か
らメールを待った…


↑のやり取りをしたのが昼間だったんだ
けどさ…

メールすぐ来ると思うじゃん?

全然こね~のw


あれ?やっちまったかな俺?と悶々とし
ながら

帰宅してテレビ見てたら携帯が鳴った

俺「もしもし?」

H香「俺くん…ですか?」

俺「そうですけど」

H香「はじめましてH香です」

H香携帯持ってなかったから家電からか
けてきた(笑)

連絡が遅くなったのはそのせいだった


家電からだと電話料金大変な事になっ
ちゃうからって、

俺から掛け直してその日は夜遅くまで
話した



H香の声が可愛くてな~毎晩電話して
仲良くなって

二週間ぐらいして会おうってなって、

週末俺が△△県まで車で行って

会うことになったんだけど


H香が最初は二人で会うのは怖いってん
で、

メル友も同席してもらうことになったん
だよ

で約束の日に待ち合わせ場所の駅に行
くと、

教えてた俺の車を見つけて歩みよってく
る二つの影

ショートカットで目がクリクリした顔の

低身長な女の子と一匹の♀ブタ…


俺は祈った…どっちだ?どっちがH香
だ?頼む…神様!

ブタ「ヤッホー俺くん?」

終わったorz

俺「は、は、はじめまして↓」

女の子「はじめましてH香です」

俺「えっ?」

ブタの陰からショートカットのH香が

恥ずかしそうに挨拶してきた

ブタ「私はK子だよ~」

俺「あっ、あ~そう♪君がK子ちゃんか
~♪」


神様!ありがとう!俺は賭けに勝った
…関東のブタの飼い主ザマぁwww


ブタ「なんか初めて会う気がしないね
~」

黙れブタ!貴様の巨体でH香が

見えないんだよ養豚場へ帰れ!と

叫びたいのをグッとこらえて

笑顔で対応したのは言うまでもない


無事初対面を終えた俺はH香に飯をブ
タに餌を

(マジ食べ方がブタでワロタ)

ご馳走しブタを養豚場へ送り帰し


H香と二人で滝(△△県の有名な滝)を
見に行ったんだが

正直顔に似合わない立派なお乳に

目が行きっぱなしで滝はほぼ見てない
(笑)


遅くなる前に家に送り帰してまた会う約
束をした


それから平日は毎日電話して

毎週末△△県に通って仲良くなり、

クリスマスに告白してOKをもらい

付き合うようになった


H香の同級生の男がストーカー化したり

ブタが暴走族に拐われたのを助けたり


色々あったけどH香が高校を卒業してか
ら結婚した


※その後ブタは関東の養豚場で飼育さ
れているのは別のお話

 

 

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