馴れ初め話

【馴れ初め 長編 感動】嫁とは大学3年の時、まさかのデキ婚。そして今・・・  

 

嫁とは大学3年の時、まさかのデキ婚。そして今・・・  

 

 

 

 

デキ婚の俺もこの流れで晒してみる。

長文なのでキライな人は

スルーしてくれ。


嫁と付き合いだしたのは大学2年の時。


1年くらい付き合って漠然と

「このまま大学卒業して就職して、

数年たったら結婚かなぁ?」と

思ってた頃、突然妊娠発覚。




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涙目の嫁に告げられた瞬間、

頭の中をいろんなことがよぎった


「まだ大学1年以上あるのに」

「せめて就職してからなら…」

「ちゃんと避妊してたはず」

「なんでこんな時期に」


もう頭の中がぐちゃぐちゃで

言葉が出てこない状態。



それをみた嫁は俯いて

「わかった。もういい。ごめんね。

自分で何とかするから」といって

そのままダッシュで帰った。



 

 

背中見ながら

「俺何やってんだ!!」って自分に

突っ込んでた。


家に帰ってベッドでいろいろ

考えた末、「どうせ将来

結婚するんなら、

今したっていいじゃん!」と

急遽思いついた。


そしてその勢いで親父捕まえて

頭下げて「彼女が妊娠した。

大学やめようかとも思うけど、

将来のこと考えて卒業したい。


今貯金が○十万しかないから、

出産まで死ぬ気でバイトして

金稼ぐけど足りない分は貸して欲しい。


ちゃんと借用書もつくるし、

毎月少しずつでも返していく」と

頼み込んだ。


親父は驚いた顔したけど、

そのまま黙って俺にビール差し出して


「まぁ飲め」といいながら、

何故かそこからたわいも無い話を

しだした。


オカンと逢った頃のこと、

一番最初の子供を流産したこと

(初耳だった)、次にできた俺が

無事生まれた時

どれだけ嬉しかったかわからない。


そのお前が困ってるんなら、

親として助けてやるのは当然。


だが、甘やかすつもりはない。

ちゃんと稼げるだけ稼げ。


ただし大学にもちゃんといけ。


卒業するまでお前も彼女も

最低限の生活は保障してやるが、

あくまでお前がちゃんと大学にいって

バイトすることが条件だ、と。


酒飲みながら俺は思わず

泣いてしまったし、

親父も目がうるんでたのを

覚えてる。


初めて親父と真面目に

語りあった夜だった。



翌朝、朝飯くいに降りるとお袋が

凄い形相で俺を睨みつけてこう言った


「あんた、何を悠長に寝てるの。

彼女が昨日どんな不安な気持ちで

いたかわかんないの?

 まだちゃんと答えてないんでしょ。

だったら今すぐ彼女んとこいって

土下座して昨日自分がしたこと

謝って来なさい!」


確かに夕べ親父と飲んで、

そのままバタンキューだった。



朝飯食わずにそのまま

彼女の部屋に走っていって

ドアを叩いたが、彼女からの返事は

無い。


でも気配はするし玄関先に

きてるのは判った。


だからその場で土下座した

「昨日はごめん。混乱してたんだ。

でも改めて言わせてくれ。

俺と結婚してくれ。

子供も産んでくれ。

大学は辞めないけどバイトしながら

何とかお前と子供を養っていく。


足りない分は親父に

出してもらえることになったから

経済的な苦労はさせない。」


ドアが開いて、恐らく夕べは

寝てないんだろうというやつれた

顔の嫁が顔を覗かせ



「貴方の将来を邪魔したくない…」

小さい声で言った。


俺はその嫁の不安をかき消すつもりで

大声でもう一度言った。


「俺と結婚してくれ。いや違う。

俺と結婚してください。

お願いします!」


涙流しながら嫁が俺に

抱きついてきた。



その後、バイトしながら大学を卒業し、

何とか就職先も決まった。


親からの援助は未だ

返しきってないけれど、

絶対返すって約束したから

そのうち返す。


何せ、子沢山でついこないだ

4人目の赤ちゃんが生まれたばかり。

しかも全員女w


ますます俺の立場は悪くなるばかりw



でも、小さいながらも中古の

一戸建てを買い、

子供といっしょに草むしりをして

お馬さんごっこをして。

毎日楽しいぜ。


幸せってこういうことなんだなぁと

思う今日この頃。


 

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