馴れ初め話

【馴れ初め 感動する話】嫁は母子家庭。嫁母に結婚の挨拶と思ったら、嫁「まず、お父さんに会って」って…

 

嫁は母子家庭。嫁母に結婚の挨拶と思ったら、嫁「まず、お父さんに会って」って…

 

 

 

 

3つ年下の嫁は契約社員で同じ部署に
配属されていた。

 

凄く綺麗でも可愛い訳でもないが、

笑顔が印象深くて愛嬌があった。

 

何度目かの会社の懇親会で

隣になって、飲むお酒の銘柄(芋焼酎)で
盛り上がってから自然と仲良くなった。

 


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メアドを交換してから、

毎日顔を合わせているのに

夜にメールのやり取りをする仕事の事、

趣味の事、何度か一緒に遊びに行って
いるうちに

そういう関係になりつつあった。

 

「私、母子家庭なんだ~」そんな告白を
聞いたのは2度目のデートの後。

「お父さんは?」

 

「元気だよ」

「へぇ、じゃあ偶に会ってるの?」

「お互い都合が合うとき月二回ね。

ほら「離婚後の面接」とかいう年じゃな
いんだけど~」と嫁はちょっと苦笑い

 

「嫌いじゃないんだ?カッコいいの?」と聞
いたら

 

「普通のおじさんだよ、んーでも、大好
き。」ちょっと恥ずかしそうな嫁だった。

 

 

 

 

4年付き合って半分同棲のような

形になり、そろそろ結婚&子供をという
事で、

何度か会っているお母さんに挨拶に行
く段取りの話を切り出したら

「まず、お父さんに会って」とピシャリ。

 

嫁実家からそう離れていない純和風の
やたらデカイ家に挨拶に行った。

 

嫁がベルを鳴らして引き戸を開けて
入った玄関は予想以上にデカイ

リッターバイク3台余裕~とか見回して
たら

奥から母親のような年齢の女性が出て
きて出迎えてくれた

「(嫁の名前)いらっしゃい、お父さん待っ
てるよ」

「いつもお世話になってます~こちら(俺
の名前)さん」と紹介され

「こちら叔母の()さん」とお父さんの妹
さんという事が判明。

 

「大切なお客さんが来るのに、

なーんにもできないからお手伝い」と奥
の十二畳の仏間に通された。

 

和やかに叔母と雑談する嫁の横で、

緊張しまくって出されたお茶に手を伸ば
した時にお父さんが

襖を開けて登場。

デカイ。

 

俺176cm、嫁が173cm、嫁のお母さん
は160cm無いので、

ある程度予想はしていたが後で聞いた
ら188cmあった。

 

細身だが迫力満点。

自己紹介の後で外見とは裏腹に

気さくに話をさせていただき、

多少情けないが少し嫁の支援を

受けて、定番の結婚の許しを頂きたい
旨を話した。

2回噛んだのは忘れない。

少し間があって言われた事は

 

「自分の不徳で娘(嫁)にはツライ思いを
させた」

「娘(嫁)が選んだ相手なのだから、

此方からも是非にとお願いをさせて貰
う」との返答。

 

「永く幸せにしてやってくれ」と両手をつ
いて頭を下げられた。

 

この板でも、Aクラス地雷扱いの母子家
庭出の嫁なんだけど、

お父さんと話をしている時に判った。

 

嫁の空気はお父さんにソックリだと。

一言で言えば「温和」。それ以外の表現
は無い。

その後、叔母が準備してくれた料理で、

別部屋で待機していた叔母の旦那さん
と従兄弟を交えて

細やかな酒宴となった。

 

面識のあった嫁の母への挨拶を翌日に
済ませ、

その足で自分の実家に帰り無事双方の
家族から結婚の了解を得た。


披露宴には、

嫁の強い希望でお父さんの席を設け、

俺も快諾して二人そろって出席のお願
いをしに行った。

 

当日、久しぶりに席に並んだ元夫婦は、

家の親戚中に酒を注いで回り大きな体
を屈めて挨拶をしてくれていた。


合間に会った2人の成長記録のスライド
ショーには、

お父さんとお母さんの半々が出演し

クライマックスの嫁の手紙はちょっとした
サプライズが、

最初の手紙は母への感謝。

 


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元々内容を聞いていなかったので

「お父さんは触れずに放置かよ」と

締めたところでツッコミを

入れたかったが、

 

続けて読み上げた異例の2通目は父へ
の感謝の手紙だった。

 

 

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