嫁に頼まれ1日彼氏。俺「これからも彼氏ではダメですか?」嫁…
嫁→会社の先輩で、俺が入社した時の
研修担当。
俺入社当時の会社は新人教育を強化し
ていた時期で、
新人1人に必ず教育担当をつけ、
色々カリキュラムを組み新人研修させ
られてた。
‥で、俺担当になったのが5つ上の嫁。
ただ、そういう間柄から一気に親しく…
な具合でも無く、俺は今でいうキョドり
の草食系、
嫁も堅物(後に職場の人達が言ってた。
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確かに第一印象から歳の割に凄い落ち
着いてた‥)で、
普通に淡々と仕事を教えてもらう
日々。
で、一年が経つという頃、他の事業所と
の絡みで社内でも配置転換があり、
嫁が異動する事に。
その頃はさすがにもう俺も基本的な業
務は何とかこなせていたので、
嫁も俺から離れて別々の仕事、
…むしろ時間帯や職場は離れていて、
研修のお礼を一言言おうにもなかなか
時間が合わない。
それでも何とか時間が空いた時に、
直接お礼を言いに行こうと職場を訪ね
たら、
体調崩して数日間休んでるとの事。
嫁の出勤待ちだとまたいつ時間が合う
か分からないので、
次の休みに思い切って見舞いも兼ねて
お礼を言いに家を訪ねてみようと思
い、家を下調べ。
アパートで一人暮らしというのは前に聞
いていたが、
改めて聞き回り職場の先輩の情報で場
所は大体把握出来た。
…で、日曜日に彼女宅を訪問。
まぁそりゃ相当ビックリされた。
嫁は風邪が長引いて先日まで寝込んで
たらしく、
“散らかってるけどせっかくだから‥で
も、
風邪がうつっても知らないよw”と、
部屋に入れてくれ、
この時初めて彼女とのプライベートゾー
ンに踏み入れられた。
部屋には入れてもらったが、何せ奥手の
俺と嫁さん…。
すぐ親密にとかなれるべくも無かった
が、
仕事の話や学生時代の事色々話し
てて、
何か不思議と彼女に対して、それ
まで歩んできた人生というか、
空間に凄く似通ったものを感じた。
仕事を教わってる時は全く意識もしな
かったが。
それに、それまでどちらかといえば堅い
人間像の印象だった彼女が、
見舞いに持参した花束にそれまで見た
事もない様な笑顔で喜んでくれ、
お礼にオムライスを作ってご馳走してく
れた。
そのこれまでとのギャップというか
彼女の新たな一面に、正直俺はやられ
た。
その場で一気に進展はなかったが、それ
でも帰り際に電話番号は交換。
その後新部署でどうしてるか連絡取れ
ば良いものを、
チキンな俺は何も出来ず、
そのままそこで彼女とは一旦疎遠に
なった。
疎遠になってから、転機が来たのは2年
後。
会社の厚生部の委員を、自部署からは
俺が務める事になった。
…で、各部署の新厚生委員のメンバー
表を見たら、そこに嫁の名が。
厚生部委員の顔合わせ会で久々に嫁と
会話し、
お互いその後の近況とかを話してた。
で、会終了後、そのまま帰社しようとし
てた俺は嫁さんに呼び止められ、
「次の休みに花見に行かない?」と誘い
を受けた。
ぶっちゃけその日はちょっと家の野暮用
があったんだが、
親には急遽出勤になったと言い通して
バックレてやろうと思い、
嫁さんの誘いを受ける事にした。
で、当日。
待ち合わせ場所に行くと、嫁とともに、
見知らぬ女性と男性が1人。
聞けばその女性は嫁の友人で、男性は
その彼氏。
…という事は俺が呼ばれたのはもしか
して、、
とそこで勘づいたが、友達と彼氏が2人
になった隙をみて、
嫁は2人に聞こえない様に小声で
俺に申し訳なさそうに
「ごめん!今日1日彼氏という事でお願
い。」
の一言。
俺にとっては、まぁそこで初めて女同士
の何というか、
ダークな側面に遭遇した訳だけど、
先輩(嫁)ならいいか…と、
ある意味開き直り、デートの練習的な気
持ちで
その日は嫁の「彼氏」を
自分なりに演じた。
結局その日は、嫁の友達(M)が夜勤だ
からと言って
3時位まで4人で色々場所を回った。
元の待ち合わせ場所に戻り、
Mと彼氏が帰った後、俺も嫁もドッと力
が抜けた。
少し気まずい空気だったが、
嫁が「おわびに何かするから取りあえず
ウチに寄ってく?」と
切り出してきたので、嫁の部屋にお邪魔
する事に。
嫁が入れてくれたコーヒーを飲んでる
と、
ポツリと嫁がいきさつを語り始めた。
Mは中・高以来の同級生で、
高校卒業後県外に出てったもう1人の
友人と含めて親友3人組といえる
関係だったらしい。
が、県外へ出た友人はそのままそっちで
数年後結婚。
地元に残ったMとは頻繁に逢って
女同士ワイワイしてた様だが、
途中からえらくそのMが
異性に執着し出したらしい。
嫁の方はそんな気は無かったが、
Mの方が会う度にやたらと
男の話を持ち出してくるので、
嫁も嫌気が差し始めていた。
で、この花見も元々は、
MとM彼で嫁に知り合いを紹介する
流れの話だったらしい。
親友からのせっかくの紹介話で断れな
い…
ただ基本的に草食系の嫁には
そういうのも自然消滅になるのが
濃厚で抵抗があり、
どうしようか思案していたところに
会社の厚生部会→俺の名前
…で、“即席彼氏案”を思いついたとの
事。
また時期的にMもそろそろ彼氏と・・な
感じもあり、
そういう独身間の親友的な交流も
最後っぽい感があったので、
しきりに男を紹介するMに
嫌悪感を持ったまま離れるよりは、
こうして見せかけでも
安心させて離れられれば…との思いも
あったらしい。
当初俺は“女同士の見栄の張り合い”に
見ていたが、
実情を聞くと何とも複雑な気持ちにさ
せられた。
まぁどちらにせよ利用された事には変わ
りないし
(正直、お詫びにヤラせろ的な事も
一瞬考えたw)、
どう言ってこの雰囲気を打破しようかと
考えたりしながら
周りをふと見渡すと、ラックに卒アルら
しきものが目に入り、
無性に嫁の過去が見たくなった。
そこで俺は、嫁に許可もらい卒アル見
せてもらう事に。
卒アル(高校の)を取ろうと手を触れた
ら、
隣りに置いてあったプラスチックの
ケースに手が当たり、
ケースごと床に落ちてしまった。
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ケースの蓋が開き、中の物が散乱した
ので集めてたら、急に嫁が
「あー!それそれ。俺君、覚えてる?」
と、
床に落ちていた何かのフィルムの紙とリ
ボンを指して、俺に訊いてきた。
急に訊かれても何が何だか分からず、
何だろうと思い始めた矢先、
2年前にココに嫁の見舞い&研修のお
礼に来た事を思い出した。
俺「コレって、あの時の花束のですか?」
嫁「そう!あの時の。あの時俺君に来て
もらって本当に嬉しかったから、
未だにこうして置いてあるんだよ」
‥正直、俺は嫁のその一言と、俺の贈り
物(一部だが)をこうして
大切にしてくれている既成事実で、
先輩後輩の垣根とか、
今日の茶番の事とかの障害は崩れ、
嫁に今までにない愛おしい感情を
抱いた。
嫁さんの言動が心底嬉しかった俺は、
その場ですぐにでも抱きしめたい衝動
に駆られたが、
そんな勇気は無い。
何とか抑えて、卒アルを見始めた。
予想通り嫁さんは、地味な感じでどこに
でもいそうな普通の女子高生だった。
でも、それが「昔からこんな感じなんだ
な」と、逆に安心もした。
俺は嫁に、学生時代どんな生徒でした
か?と尋ねたが、
嫁は一言二言程度しか答えない。
恥ずかしいんだろうな…と思い、
これ以上の詮索は止めて話題を変えよ
うとしてたら、
嫁が逆に「じゃあ、俺君は学生時代
どんな生徒だった?」 と訊いてきた。
俺はこの時、別に計算していた訳じゃな
く自分でも
何故不意にそんな言葉が浮かんだのか
分からないが、
嫁の問いにこう答えた。
俺「うーん…じゃ、今日の貸しじゃないけ
ど、
一つだけお願い聞いてくれたら
答えます」
嫁「何?」
俺「…今日1日じゃなく、これからも彼
氏というのはダメですか?」
嫁「え・・・・」
嫁はしばらくキョトンとしてたが、
そのうち両手で顔の下半分を覆うと、
みるみる顔が紅くなっていった。
そこで俺は、嫁が俺からの花束の包み
を大事に保存してくれていて
本当に嬉しくて、先輩から1人の
女性として感謝している気持ちと、
これからもそういう気持ちで
お付き合いしたい… という旨の言葉、
要はつまりコクった。
その時の赤面して狼狽する嫁の姿は、
今でも鮮明に覚えてる。
(後にその時の様子を茶化して
嫁また赤面…てな事もあったけどw)
動揺してなかなか言葉が見つからない
様子の嫁。
まぁ焦りは禁物だし、
「直ぐじゃなくてもいいので
返事待っています」と言って部屋を出よ
うとしたら
嫁「…待って待って!」
と呼び止められ、嫁からまた一つ条件
を付けられた。
嫁の返事は、とりあえずはOK。
ただし、一応は形の上では職場恋愛って
事になるので、
会社にこのプライベートは持ち込まな
いこと…
絶対自分(嫁)は、そういう両立はやって
いけない人間だから‥‥と、
あくまでも会社ではこれまで通りでの対
応を望まれた。
まあ、俺もそのつもりではあったが。
…とまぁ、ここがスタートでした
当時俺21嫁26の春。
嫁と交際スタートの1年は、
会社の厚生部活動でも顔合わせ多くて
とにかく不思議な感覚だった。
年数回の社内旅行、他に花見、バーベ
キュー、
球技&釣り大会など、
様々なイベントの段取りや準備等で、
先輩後輩として接し、プライベートでは
男女として接し。
ただ、俺も嫁もとりわけイチャイチャする
でもなく
当時のカップルにしてみれば地味なもん
だったけどね。
近場で会社の人に遭遇しない様に、
デートは専ら遠出。
他は彼女のアパートでまったり… そんな
感じだった。
ただ、初夏に社内旅行で行った先に、
年末の休み前に2人で改めて行った時
は、
何だか分からないが興奮するものが
あったw
そんなこんなで1年経ち、
会社の期も変わり俺&嫁は
厚生委員の役も終えて、
ひとまず会社での接点はなくなった。
交際2年目、俺も実家を出て一人暮ら
し。
土日は必ずどちらかの部屋で過ごす。
で、その年の盆休みを2人共少し長め
に取り、
北方面へ逃避行し、そこで初H。
年明けて、俺仕事で約2ヶ月の出張。
出張先に休日に嫁が来た時、
2人で街中の高級マンションを見て回っ
てた時、
“こういう所に住めたらいいね” と
いう話の流れになり、
俺嫁とも結婚を意識。
出張から帰り2ヶ月後、
嫁の年齢的な面も考えたらもう良いか
な…と思い立ち、
嫁の誕生日にプロポーズ・・・
な流れでした。
馴れ初めスレなんで、スレ違いネタ以降
の流れは
簡潔にまとめさせてもらいました。
長々と失礼<(_ _)>
ちなみに嫁は、“持田○樹の素朴バー
ジョン”を想像しといて下さいw
他にこれといって似た人いないので。
時期的には、既にバブル後、神戸の少
年事件とか、
集団食中毒騒動の頃です。
初Hまではまぁ色々あったよ…w
割と早くからそんな雰囲気にはなった
が、
いざとなると嫁がどうしても拒否反応
で…
ただ、俺も嫁もなぜか不安はそんなに
無くて
流れに任せればいいか…て感じで、
途中からはそこに拘らなくなってた。
でも今思えば、嫁の両親(特に母親)が
結構厳しい人なので
むしろそれで良かったな、と思ってる。
…では皆さんも良いお休みを。
失礼しました。
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