嫁のお泊りセット持参のイベントがほぼ毎週になった1年後・・・
厳密には前にも会話しているだろうけ
れど、、
取引先の受付に座っていた嫁、
ちょっとトイレを借りて戻って来ると
不貞腐れた小声で独り言、
嫁「あー、こんな仕事早く辞めて結婚し
たい、誰か相手居ないかなぁ」
軽く染めて巻いていた髪を弄って
枝毛を探していた。
俺「…△の俺田といいます、
あの要素技術部の○様に(略)」
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すっかりよそ行きの顔に戻り、予定表を見て
嫁「ハイ、○ですね、お待ちしておりまし
た、今呼びますので(略)」
打ち合わせが終わり入管書を
返しに受付に戻った時、
俺「これ、お返しします」
嫁「ハイ、お疲れ様でした」
嫁の名札を見て、つい遊び心で
俺「…嫁山さんとお話したいのです
が?」
嫁「…嫁山ですか?少々お待ち下さい」
何やら名簿を探し出す。
嫁「…要素技術部には嫁山という者は
おりませんが、
所属はお分かりでしょうか?」
俺「多分、総務部とか管理部だととかと
思います」
嫁「…!」
何この人?って感じでガン見された。
俺「…所属はあまり関係ありません、
仕事ではなく個人的なお話を」
嫁「…こちらではそのような取次ぎは致
しかねます、今上の者を呼びますので」
後から知ったがこれマニュアル通りだと
俺「…なら、良いです」
凄く後悔したのを覚えております、仕事
的に。
打ち合わせで2週間後?にまた行くと、
嫁がニタァと笑って対応。
もちろん、普通に受付業務だけだけど
ね、
俺は問題にならなかった事を知って、
安心して満面の笑み、
それを自分と会えて嬉しいのだと解釈
した嫁が、
入館書を返しに言った時に、
嫁「…今日は、嫁山と会合の予定はな
いのですか?」
と冗談ぽく言うので、
名詞を2枚だし、一枚に個人携帯の番
号を書き込んで、
俺「嫁山様に、是非お話する機会を頂
きたいとお伝え下さい」
嫁「・・・承りました」
ニヤニヤしてた。
その晩、非通知の電話が掛かってきた
ので出てみると嫁だった。
嫁はその時短大出てコネ入社2年目、
退屈シノギだったらしいw
俺は30手前で結婚願望もあった。
それだから何度かデートをした後に、
まだ遊び足りないから結婚は
25過ぎてから考えるっていう嫁に、
受付での独り言の件を話すと、
嫁「それは俺田相手ではなく、
白馬の王子様限定に
決まってんじゃん!」
と生意気言うので、
しばらくこっちから誘わないでいた。
それをHさせないので、
俺が機嫌悪くしたと誤解した嫁は、
「俺田って一人暮らしでしょ?
汚くしてんだろ?掃除しに行ってやろう
か?」
と、土曜の休みにお泊りセット持参で
やってきた。
お泊りイベントがほぼ毎週になった
1年後、嫁から「親に会って」。
最初はお互い遊び心からかw
誘った時は<つい>って感じだったけれ
ど、
取引先と問題になるといけないから、
デートをする時点では真面目に付き合
うつもりでしたよ。
嫁に惚れていたというより、
会社的な責任感で。
嫁は普段異常なまでに礼儀正しく
振舞う事を強要されているので、
本人が言うにはその反動でオヤジ言葉
でタメ口だった。
(後で本当は俺がギャップ萌えしている
と勘違いしてたと判明)
で、小生意気に振舞う嫁に俺はどちら
かというと引き気味だったけれど、
会社的に考えて上手く
別れられなかった。
問題が起きないように
手も付けなかったって訳です。
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言わなかったけれど、フフンって感じで
いなしたら、
意外そうな顔をしたのを覚えている。
嫁は俺が相当嫁に入れ揚げていると
思っていたからね。
実際受付を担当する位には
見栄えが良かった。
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