馴れ初め話

【馴れ初め 気団】男っていうのは勝手だ。二度分かれた嫁にプロポーズ、暫く信用してくれなかった。

 

男っていうのは勝手だ。二度分かれた嫁にプロポーズ、暫く信用してくれなかった。

 

 

 

 

それまで彼女っぽいのはいたけど、

だいたい1週間くらいで破局。

 

って、これって破局とも言わないかwww

 

そんな俺にも19のとき、

やっと初めて「彼女」と

呼べる人ができた。

 

出会いはナンパ。

笑った顔がすごく可愛くて…

まさに一目惚れだった。

 

出会いが出会いだったし、

俺は遊び人だと思われていたらしく、

最初彼女はあまり

乗り気ではなかったけど、

日が経つにつれどんどん

好きになってくれているのが分かった。

 

 


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親にも愛された記憶がなかった俺は、

初めて愛される実感が

嬉しくて仕方なかった。

 

しかし男っていうのは勝手だな、

最初はこっちが好きで好きで

たまらなかったのに

 

彼女の愛情が大きくなるにつれ、

その存在が負担になるようになった。

 

1年後、ささいなことで喧嘩して、

別れて、1週間後ヨリを戻したものの

彼女の愛情の重さは変わらず、

やっぱり別れた。

 

そして、音信不通。

彼女と別れてから色んな女と付合った。

 

その間何故か彼女のおかんに

声かけられたり、

彼女のおとんに会ったり、

ラジオで彼女の名前を聞いたりw

 

 

 

 

なかなか彼女を記憶から

消すことはできなかった。

 

が、ニアミスはあったものの、

一度も会うこともなく、

彼女との縁は完全に切れた

…と思っていた。

 

数年ぶりに連絡を取るようになった友達
がいて、

そいつがある日びっくりした声で

電話してきた。

 

懐かしい人に再会した、と。

電話をかわってもらうと、

本当に懐かしい声。

 

…彼女だった。

 

当時恋人がいなかった俺は、

彼女と月に数回会うようになった。

 

偶然似た職業に就いていた彼女は、

俺が分からないことがあれば、

分かるまで教えてくれたし、

辛いことがあった時は

深夜でも長電話に付合ってくれたな…。

 

突然「うさ晴らしにいこう!」と

連れ出してくれたこともあったっけ。

 

彼女と俺の「友達関係」が続いた

約2年、彼女が俺に告白してきたことも
あった。

 

その時の俺は、いろんな恋愛を経て

理想が高くなっていて、

付合う女への条件もかなり

多くなっていた。

 

ましてや、一度失敗した女と

再びなんて俺の辞書にはありえない。

 

彼女といる時はとても安心できるし

楽しいけど、また好きになることは

ないと思っていたんだ。

 

当然、彼女の告白は断った。

 

それでも俺は彼女と

一緒にいたかったから、

友達を続けた。

 

今思うと勝手な俺。相当勝手。

 

彼女の親父が癌を宣告されて、

彼女があまり俺を

相手にしてくれなくなった。

 

…いや、ちゃんと電話もしてくれたし、

会ってもくれた。

 

ただ、それまでのように「俺」を

優先してくれなくなったんだ。

 

俺はその時、よく遊んでる

ちょっといいなと思っている女がいて、

そいつに告白されて付合うことにした。

 

そのことは何故か彼女には

言えなかった。

 

嬉しいことがあったら

いつも報告してたのに、言えなかった。

 

でも、女のカンっていうか、

俺にもバチがあたったのかな、

そのことはすぐにバレた。

 

また、彼女との縁が切れた。

 

今度は彼女から切られた。

 

当たり前だ。本当に俺は勝手だ。

 

俺が久々にできた恋人に

舞い上がっている時、

彼女の親父は再入院して、

家族が大変なことになっていると

小耳に挟んだ。

 

俺には恋人がいる以上、

彼女に縁を切られてしまった以上、

心配しても連絡をとることができない。

 

彼女ががんばっている時も、

辛い思いをしている時も、

自分のことばかり話して、

彼女の気持ちなんかひとつも考え
なかった。

 

彼女の気持ちを知っていて、

そのぬるま湯にどっぷりつかって。

 

当然のごとく俺に

大きなバチがあたった。

 

俺はまた1人になってしまった。

 

振られたわけでも、

振ったわけでもないけど、失恋した。

 

それでも彼女には連絡できなかった。

 

そんなある日、彼女との共通の友人か
ら連絡があった

 

「○○ちゃんと今度会うんだけど、来
る?」

 

友人は俺が彼女に会いたがっているこ
とを知っていて、

お膳立てをしてくれたんだ。

 

彼女は俺に会っても

いやな顔ひとつせず、

それまでのように俺に接してくれた。

 

俺の長い話を黙って聞いてくれた。

 

彼女だって大変だったはずなのに、

そのことは何ひとつ話すこともなく、

ただただ、俺が一目惚れした笑顔を

見せてくれていた。

 

その時、あんなにこだわっていた俺が

理屈なしに「こいつと結婚しよう」

と思った。

 

彼女をびっくりさせたくて、

それからも友達を続けた後、

復縁もせずにプロポーズ。

 

なもんだから、

しばらく信用してくれなかったなww

 

俺に初めての彼女ができてから

約10年経った時、

その彼女は俺の嫁さんになりました。

 

結婚してもう5年くらいになるけど、

嫁は今もあの時のことを

責めることはない。

 

だからかえって自責の念にかられる。

 

俺がもっと早く気が付いていれば、

嫁をあんなに傷付けることも、

こんなに遠回りすることも

なかったのに。

 

笑い声はうるさいし、

あんまり片付け上手じゃないし、

やりくりも下手だけど、

俺の両親とも仲良くしてくれるし、

健康を考えた料理を作ってくれるし、

毎日俺の愚痴を聞いてくれる。

 

 


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こんないい女他にいないよ。

 

俺は自分の一生をかけても

こいつを幸せにしてやりたいと思う。

 

ちなみに嫁の親父は、

癌と闘ってはいるが、

主治医が宣告した余命を

はるかに超えた今もなんとか健在だ。

 

嫁が傷付いたり悲しんだりした理由を

知っていても、「ありがとう」と言ってくれ
た嫁の親父には、

本当に頭が下がる。

 

こういう親だったからこそ、

嫁のような女性が育ったんだろうな。

 

長文スマン。

 

 

 

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