馴れ初め話

【馴れ初め 気団】俺「一度だけ今言わせてほしい事があるんだけど」 → 女性「? はい、何ですか?」

 

俺「一度だけ今言わせてほしい事があるんだけど」 → 女性「? はい、何ですか?」

 

 

 

 

妻は職場の後輩

 

妻「はじめまして、

妻ですよろしくお願いします」

俺「はじめましてよろしく! …あの
さぁ」

妻「はい」

 

俺「あのー、今後一切言わないから
さぁ、一度だけ今

言わせてほしい事があるんだけど」

妻「? はい、何ですか?」

俺「ありがとう、じゃあ言うわ」

妻「はい」

俺「……君でぇっっっっかいねぇええ!!

なに? 何センチ? 身長何センチあん
の?」

 

 


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妻「うっ…、ひゃ、181です」

俺「でけぇぇぇえええっ!! すげぇえ!

…はぁーありがとうスッキリした、

もう言わないからさ」

妻「はぁ…ドゥフフ」

こんな感じ

ちなみに俺は168センチ

 

妻は手足もクソ長く、

顔は小さく可愛く、

スレンダーなモデル体型

 

「メーテルみてえ…」と思ったが、

一緒に働くうちに

 

 

 

 

・天然
 
俺が真面目に仕事を教えながら

歩いていて、駐車場を通過する際

DQNカーに搭載されていた
 

ぬいぐるみを見て「あっかわいい!

ねこ!」と叫び、俺ビクッとする 

など

 

・1日5食
 
好物は「肉」と「生クリーム」、

空腹になると顔が青ざめやがて

行動不能に陥る など

 

・運動神経ゼロ

・鼻歌がいつも同じ、

かつ謎のフレーズ

(今も)

 

などの珍スペックが続々と判明、

俺はどんどん妻に惹かれていった

が、当時は彼氏がいたため

その後2年近く片思いを味わう

 

当然だがこの片思いってのが

つらかった!

 

2年の間に軽口を叩いたり、

くだらないメールをやりとり

できるくらいにはなったけど

 

妻が俺を男性として

まったく意識していないのは

明白だった(実際そうだった)

 

歩く妻のケツをガン見して

「このケツをどうにかできたら…

死んでもいい」と思っていたのは

いい思い出

 

しかし俺の気持ちは

膨らむばかり、

いい加減つらくなってきたので

スパッと振られちまおうと思った

そう…玉砕だ

 

ただ、いきなり告白して

困らせたくもないので事前に

好意をアピールすべく

行動に出た

 

俺は妻に言った

「デ ー ト し て く だ さ い」……
バレバレだな、

あと堅いよ俺!

 

で、なんやかんやで当日、

居酒屋でさんざん飲み食いした後

告白した

居酒屋で!

 

妻いわくその時の俺は

プルプル震えていたそうだ

 

「かなり前からずっと好きだった、

これからもずっと好きです」

 

100パー振られると思ってたので、

「付き合ってくれ」とは言わなかった、

あとたぶん涙目だった

 

妻はしばらく下を向いていたが、

そのまま喋り出した

 

妻「どうしようか悩んだけど…断ったら
ぜったい後悔すると思った」
 

「だから、付き合うのは…あの、

別に、いいけど」

俺「え?」

妻「よろしくおねがいします」

俺「あぅ、あっ、ありがとう、よろしく!」

 

で、2年後に結婚して

もうすぐ結婚5年目

毎日幸せだぜ!

 

妻にもここ見せてるから…

 

「あの日あの時、確かに俺は死んだ」

とだけ言っておきたい

 

 

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