馴れ初め話

【馴れ初め 気団】仙台で東日本大震災に遭い、マンション隣室の女性と協力してたら半同棲

 

仙台で東日本大震災に遭い、マンション隣室の女性と協力してたら半同棲

 

 

 

 

震災絡みなので周囲に

不幸があったら失礼

 

仙台に赴任していた時に

東日本大震災に遭い、

それまで話したこともなかった

マンション隣室の女性(1歳上)と

協力してたら、日常生活に戻ってからも

行き来する半同棲状態に

 

今年の春先に異動が決まったので

プロポーズしたらOKもらえて、

三月中に両家挨拶と入籍と

仕事引継ぎを一気に済ませて

関東へ引っ越し

 

 


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新部署での仕事と並行した準備の上、

先月ようやく結婚式あげて

一息ついたと思ってたらら、

今月に入って嫁から

 

妊娠の報告を受けて、

また忙しくなるなあと

ニヤニヤが止まらん

 

あの日は普通に仕事してたんだが、

地震が起きてビル内の安全や

怪我人とかの確認を

一通り済ませた後、帰れるヤツは

帰ってよしとなった

 

徒歩通勤の俺は部屋の状態が

気になるので、素直に

一時帰宅することに

 

マンションに戻ると、

共用部分の天井落ちてたり

区画ごと停電していたりと

それなりに酷い状態で、

俺の部屋に向かう途中で、

外の光を入れるためか扉を開けて

作業していたお隣さんと目が合った

 

一応隣室の住人として

お互い顔は知っていたが、

まともに会話したのは初めてで

 

 

 

 

俺「えらいことになりましたねー」

隣「そうですねえ。電気ガス水道、全部
だめです」

俺「うわ、マジですか」

隣「うちなんか、家具も倒れちゃって
……」

俺「もし部屋に入っていいなら、

手伝いますよ。

 

明るいうちにやらないと危険ですし」

 

隣「でも、そちらも部屋の片付けとかあ
るんじゃ」

 

俺「じゃあ、自分の部屋見て、大丈夫
だったらってことで」

 

こんな感じのやり取りした後、

俺の部屋は炊飯器とトースターが

転げ落ちた以外は

汚部屋くらいで済んでたから、

すぐに隣部屋に戻って、

二人で倒れたタンスとか

電化製品を起こした

 

片付けて失礼しようかとも思ったが、

俺自身一人になるのは

避けたいのもあるし、

お隣さんは懐中電灯とか

ラジオ持ってなかったので

俺が会社から借りた防災グッズを

持ち込んで、何となく夜まで

一緒の部屋にいて、

そこで初めて名前とか交換した

 

その後、お互い携帯で

身内に連絡取ろうとしたが

全く繋がらなかった

 

俺実家は関東なので楽観してたが、

お隣さん実家は車で1時間半位の

近場な上、

お母さんしかいないとのことで、

心配して何度かけても繋がらなくて、

ちょっと泣いてた

 

朝までじっとしている方が

安全だろうけど、

割りきれないよなあとか思い、

 

俺「あの、車出しますから行きましょう」

信号消えてるし、地面隆起してるし、

道路渋滞してるし、

遠くのコンビナート?は炎上して

怖いしと色々あったが、

日付が変わる前にお隣さんの

実家に到着

 

お母さんは無事なものの、

お母さん側からも連絡不通で

心配していて、すごく感謝された

 

夜のうちに戻る気力はなく、

お隣さん母子からは泊まってくれと

言われたが、女性しかいない家に

泊まるのは気が引けたので、

俺はカーナビでテレビ見たいと

嘘ついて、ガソリン節約で

まだ雪の降る季節の東北で

エンジンつけずに車で一泊

 

真っ暗で暖も取れなくて、

焚き火してあたってたら人が

集まってきたな

 

初対面の人達みんなで

「夢だよな…」ってぶつぶつ言いながら

 

翌日、お隣さん実家の電話借りて

俺も実家に連絡したり、

テレビ見てうわーとか言いつつ、

夕方にはお隣さんとマンションに

戻ることにしたが、

お母さんからくれぐれも

頼まれてしまった

 

マンションに戻ると、

電気と水道は復旧していたが

ガスは1ヶ月戻らなかった

 

俺は翌月曜から仕事再開だが

お隣さんはしばらく仕事もないため、

お互い自由な時間に

食料を調達したり、

俺の持っていたホットプレートで

お隣さんが料理したり、

俺の電気ケトルでお湯沸かして

風呂代わりにしたりと

共同生活が開始された

 

どちらかといえば、

俺は車出したり電化製品出す側で、

お隣さんは家事

 

まあ、仙台中心部だから

物資が完全に尽きることもなく、

2ヶ月後には生活水準は

大体元に戻っていたんだが、

その頃になっても、

普通に俺とお隣さんは一緒に

飯食ったり、復旧した場所見に行った
りと一緒にいた

 

とはいえ、きっかけが

非常事態だっただけに、

恋愛に切り替えるのタイミングも
分からないまま、

二年近くが過ぎた今年の2月、

 

俺に関東に行けという内示が降りた

 

さすがに俺も、もうヘタレてる場合では
ないと思い、

その日の夕飯でお隣さんと話した

 

遠距離恋愛なんかでは、

いずれ消滅するんじゃないかと

思ってたので、ありったけの勇気で、

「これからも一緒にいたいから

行って欲しい」みたいなことを告げたら

 

お隣さんは、

クスクス笑って頷いてくれた

 

隣「そういう時は、

黙って着いてこいって言ってくれる位が
嬉しいんだよ?」

 

俺「けど、本当にいいの?(お隣さんの)
お母さんと離れちゃうよ?」

 

隣「お母さん、前に言ってたの。

俺君なら安心できるから、

こっちの心配なんかするなって」

 

そこまで信頼されてたことが

本当に嬉しかった

 

そのまま恋愛の告白を飛び越えて

正式に婚約して、まあ、

大人いこともするようになった

 

それからは、正式にお隣さんの

お母さんに「娘さんをください」言いに
言ったり、

会社に「結婚するから社宅は夫婦用
お願い」と申請したりと、

 

元々の異動手続きの忙しさもあって

毎日動き回った記憶しかない

 

急いで入籍はしたものの、

やっぱり結婚式はやりたいよねとなり、

 

関東に移ってからすぐに手配を始めて、

ようやく9月に式を挙げることができた

大体、こんな所です

 

お隣さんが普段はふわふわした

性格のお姉さんだから、

こちらを異性と見ているか

判断できず手を出しづらかった

 

あと、俺が仕事以外では

現地の友人もいないぼっち気質な上に

 

実家離れて初めての

独り暮らしだったから、

たぶん彼女よりも家族に餓えてた

 

下手に男女の中になって

拗れるリスク増やすくらいなら、

疑似姉弟くらいの方が

いいよねって感じに誤魔化してたが、

 

人事異動が決まって、

お隣さんとサヨナラすると思っただけで

強烈に悲しくなったので一気に動いた

 

 

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