俺「嫁に襲われた、責任取って貰わないと・・・」、 嫁「いいよ」 、 俺「へっ」
俺の務める会社に親会社から
出向してきたのが嫁。
あるプロジェクトで一緒になり
嫁はプロジェクトリーダー、
俺は歳だけは喰ってたので
サブリーダー(実務まとめ)になった。
最高学府の院卒である
超エリートで上昇志向が強い嫁と、
嫁とは正反対な落ちこぼれ人生を
歩みいつリストラされても
おかしくない俺では
全く意見が合わず、
いつも衝突を繰り返していた。
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あまりにも嫁の一方的な要求で
プロジェクトは崩壊寸前。
ついにメンバーの一部から
リーダーにはついて行けないという
ことで、
プロジェクト総括の方まで話が
行ってしまい、
俺が収拾(簡単に言うと尻ぬぐい)にあ
たることになった。
とりあえず、普通に話してもあれなので
嫁のホンネを聞き出すために
飲みにいくことに。
最初はエリートらしく
理詰めでぐちぐち言ってたけど、
酔いが回るに従って段々ホンネが。
最初は「どうせ親会社から来た私は
邪魔者なんでしょ」とか
「私だって必死にやっているのに」とか
だったのが、そのうち
「理系院卒の女なんて
かわいくないって陰で言われてるの
知ってるんだよ」とか
「どうせ彼氏いない歴=年齢ですよ」
とかそっち方向に・・・
結局プロジェクトをどうにか
するためだったのに、嫁の愚痴を
一方的に聞くだけになった。
そして、そのまま嫁は完全酩酊状態で
帰宅不能。
自宅の住所すら言えないくせに
俺の家で飲み直しだと意味不明。
タクシーでお持ち帰り
(というより、酔っ払いの一時保護)した
が、俺の部屋に入ったら
速攻でスーツ脱ぎ捨てて
俺のベッドを占領。
酒癖悪いし寝相も悪いし
とにかく最低だった。
おまけに朝起きて下着姿で
寝ている自分を見てパニック。
「私を襲っただろう、責任とれ」とか。
しばらくほっといたら落ち着いて
夕べのこと思い出したみたいで
うつむき加減な顔をして
「ゴメン」っていった。
でも、そのときの顔が日頃とは
違いすぎて、
俺は嫁に惚れてしまった。
その後は頑張って嫁に
一歩引くことを教えたり、
周りのメンバーを説得したりして
プロジェクトはなんとか
軌道に載るようになってきた。
プライベートでも嫁と二人で
飲みに行くようにはなったけど、
嫁が潰れるまで飲んで
俺が嫁の自宅まで連れて帰って
部屋の押し込んで帰るだけだった。
プロジェクトは無事に終了。
しばらくすると妙に神妙な顔して
話があるというので飲みに行った。
アホな俺はもしかして
俺ことが好きって言うのかななんて
妄想でいたんだが、
嫁の口から出たのは
「今度ね、親会社に戻ることになった
の」、
俺は絶望した。
結局その日は俺の方が
酔いつぶれて意識不明。
朝起きたら嫁の部屋で下着姿だった。
俺「嫁に襲われた、
責任取って貰わないと」
嫁「いいよ」
俺「へっ」
嫁「だから責任とればいいんでしょ?」
俺「意味わかって言ってる?」
嫁「私があなたを貰えばいいんでしょ」
俺「・・・」
ということで、
根性無しの俺が告白する間もなく、
嫁と付き合うことになった。
なんか、嫁によるとアウトローの俺が
他の人とは違っていて良かったらしい。
現実はただの落ちこぼれの
変人なのだが
その当たりはあえて
ツッコミを入れなかった。
その後は普通に付き合い・・・
と言いたいところだけど
結構大変だった。
メシマズというか料理を作ったことが
無くて俺のズボラ飯のほうが
マシだったのが衝撃。
最近は人並みに進化したので、
胃薬はいらなくなった。
色々ありながらなんとか結婚。
最近娘を授かり絶賛親バカ発動中。
早く二人目欲しいなぁと思う
今日この頃。
嫁伝説
1.調味料は塩と醤油しか使わない
2.野菜の皮を剥かない
3.野菜の芯を取らない
4.野菜の種を取らない
5.フライパンは温めないで使う
6.たまに油を引かないで使う
7.野菜は基本賽の目に切る
8.下味を付けない
9.材料は一気に入れる
10.肉は形状(バラとか)を考えずに
買ってきてそのまま
ダイレクトに入れるetc.
超絶アレンジ料理はないけど、何
喰ってもなにかイマイチ。
しばらく我慢してたけど、
豚肉半生事件で生命の危機を感じて
特訓したのでそれなりになった。
嫁母はメシウマだから、
自宅じゃ一切料理
作らなかったんだろうと思う。
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