馴れ初め話

【馴れ初め 気団】自分はバツ1息子有り、嫁は弟の嫁さんの友達で・・・

 

 

自分はバツ1息子有り、嫁は弟の嫁さんの友達で・・・

 

 

 

 

今日で入籍して1年になるので、

記念に嫁との馴れ初めを話します

 

自分はバツ1息子有り、

嫁は弟の嫁さんの友達です

 

元嫁といろいろあって離婚し

息子を引き取って実家方面に

転勤&引越し、実家には

両親と弟夫妻&子供がいるので

俺と息子は近くのアパートに暮らしてた

 

 


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職場側も俺の離婚の

ゴタゴタを知っていたので

比較的早め(といっても19時だけど)に

帰宅して、保育園に息子を

迎えに行く

→自宅アパートと俺実家でみんなで

ご飯が週の半々の生活


弟の所の子供と俺息子の年齢が近く

保育園も一緒なのでたまに弟嫁さんが

一緒に実家に連れ帰ってくれる

 

土曜日が仕事の時も

俺両親&弟夫妻が率先して

俺息子の世話をしてくれた

 

シングルファザーには本当に助かる

環境だったと思うし、

お陰で息子に寂しい思いを

させずに済んた


たまに俺実家には、

弟嫁さんの友達という女性が

出入りしていた

 

弟嫁さんの友達でありながら、

俺母の知り合いの娘さんでも

あるという元幼稚園教諭で、

当時は資格のための勉強を

するために退職して

時間があるらしく、

子供好きなので俺実家に来ては

俺息子や弟の子供達と

よく遊んでくれていた

 

特に俺息子は弟嫁さんの友達

(Aさん)にべったり、元嫁が

色々問題を抱えていた事もあって

ちゃんと愛情を受けられて

いなかったからか、

Aさんから離れようとしない

 

俺は申し訳なく思いながら

Aさんにいつもお世話になっています、

息子が色々すみませんと謝った

 

多分それが初めての

会話だったと思う


Aさんの印象は痩せた森三中の

黒沢が小柄になったような感じ、

美人だけどちょっと面白い感じ

 

Aさん、自分から離れようとしない

息子を迷惑がることもなく、

大事に抱っこして可愛がってくれていた

 

そんな感じで平日や月に1、2回の

土曜日にAさんが俺実家に来る日々が

半年ぐらい続いたある日、

俺の母親と弟嫁さんから

こんな事を言われた

 

 

 

 

「あんた、Aちゃんはどう思う?」

「Aちゃん、義兄さんの事が気になってる
と思うんですよ」

 

俺ものすごくびっくり

 

だってAさんのことそういう風に

見た事無かったし、

息子がなついてるけど別に

母親の代わりにしようなんて

思ってなかった

 

特に元嫁との結婚生活が

色々ありすぎて離婚に至るまで

死ぬ思いだったこと、

そんな元嫁も結婚前~出産後は

本当に良い女だったけれど

結局豹変しておかしくなってしまった

 

もしかしたらAさんにも

そういった本性があるかもしれないし、

俺自身がもう結婚しようという

気がない

 

今は息子のケアに努めたい、

息子が母親を求めるまでは

結婚は考えて無い

 

そうお袋と弟嫁さんに答えたら

その時はそれで話は終了

 

でもその日以降、

俺がAさんに今まで通り

接する事が出来なくなってしまった

 

中学生みたいだけれど

何か意識するように

なってしまうんだよなあ

 

そしたらやっぱりAさんも

俺の様子が変なことに気づいたらしく、

俺実家に来るペースが少し減った

 

弟嫁さんとしては大事な友人であり

話し相手、子供達からしても

遊んでくれるお姉さんを

俺のせいで遠ざけてしまって

申し訳ない気分に

 

そう思っていたある日、

たまたま仕事の外回り中に

入った店でAさんにばったり行き会った

 

Aさん、勉強しながらも

この店でたまに

バイトをしているとのことだった

 

向こうはびっくりして

戸惑っていたようだけれど、

俺は変な態度をとっていた事への

謝罪と、今まで通り

遊びに来て下さいと話した

 

そしたらAさんから連絡先を書いた

紙を渡され、今度お話したい事が

あるので二人で

会えませんかと言われる


あーもしかしたら告白なのかなあ、

とぼんやり考えていながら

二人で会う事になった当日、

Aさんからまず切り出されたのは

息子の事だった

 

「息子さん、もしかして虐待されていま
せんでしたか?」

 

俺はもう絶句、Aさんの指摘通り、

元嫁との離婚理由も息子への

虐待が主な原因だった

 

恥ずかしながら当時の俺は

仕事に夢中で、息子への虐待も

早くに気づいてあげられなかった


離婚して2年、今でも保育園に

通いつつ、週に1度のペースで

カウンセリングを受けているが、

それについてはAさんには

伏せてもらっていた、

でも幼稚園の先生だったAさんは

早い段階で見抜いていたらしい

 

俺はAさんに元嫁とのこと、

息子がどんな事をされていたのかを

正直に話した

 

話しながら俺は当時の事を

思い出して馬鹿みたいに

泣いてしまった

 

Aさんはそんな俺の手を握りながら、

「話してくれてありがとうございま
す、辛かったですね」って

励ましてくれた

 

自販機で買った缶のおしるこを

握らせてくれて、

あったまりましょうね、って俺が

泣き止むまで背中をさすってくれた

 

この日から俺の中で

Aさんがちょっと特別な

女性に見えてきた

 

恋愛対象というよりは

お母さんみたいな

感じなんだろうか

 

母性があふれ出ているような気がして

安心する感じだった、

俺実家にも月に2回ぐらいは

遊びにきて、俺も休みの日は

一緒に茶を飲んだりしていた


弟夫妻が俺らをくっつけようと

色々画策していたが

気づかないふりをしておいたw

 

俺母からは

「あんたもうAちゃんと一緒に

なっちゃいなさいよ!」とせっつかれる

 

たまに俺と息子とAさんで

出かける機会も出るようになった

 

Aさんからはメールで

「俺さんと一緒にいるとあったかいです」

と言われたり好意を

はっきり言われるように

 

でもやはり大事にしたいのは

息子のケアだ

 

俺が気づかなかったことで

息子は長い間元嫁から

心身ともに傷つけられた

 

今でも夜中に泣き叫んで

起きることもあるし、

元嫁に似た女の人を見ると

うずくまってしまう

 

今では俺両親や弟夫妻、

Aさんに対しては警戒心は

持たずに接しているが、

幼稚園の先生や出かけ先で会う

女性スタッフに対しては

傍からわかるぐらい怯えている


そんな息子がある日、

寝る前にぽつりとこんな事を言った

 

「僕、Aお姉ちゃんの子供として生まれ
たかったな~」

 

「もしかして僕、本当はAお姉ちゃんの

子供なのに迷子になっちゃったんだよ」

 

「僕のお母さんはAお姉ちゃんなんで
しょ?だからこっちに

引っ越したんでしょ?」

 

「お父さん早くお姉ちゃんと結婚して
よ!」


息子もAさんが好きすぎて

こんな風に思うのか、

と思いながらも息子の目は真剣だった


ちなみに息子にとって本当の母親

(元嫁)は悪魔になってどこかに

行ったという認識らしい

 

息子の中で優しい元嫁の記憶は

ほとんど残っていないようで、

思い出そうとすると

フラッシュバックを起こして

パニックになる

(それでも頻度は減ってきたが)


俺はものすごく迷った

 

Aさんの事はいい人だなと思うけれど、

息子のために一緒になるのは

どうなんだ?とか

 

今は他人同士でほどよい距離だから

うまく行っているけれど、

結婚して家族になったらまた

うまくいかなくなるんじゃないか?とか

 

もしAさんと俺の間に子供が

出来たら息子はどうなるんだ?とか

 

ぐちゃぐちゃ悩んで1週間、

俺両親と弟夫婦にAさんとのことに

ついて相談すると、

弟嫁さんがAさんについてあること
を言った

 

「Aは多分義兄さんと結婚したいんだと
思う。

出来れば義兄さんと息子くんと

Aには幸せになって欲しい。

でもその前にAから大事な話が

あるはず。

 

本当に息子くんとAと

幸せになりたいのなら、

覚悟を決めてAからちゃんと

話を聞いて欲しい」

 

俺はなんのこっちゃ?って混乱

 

どうやらAさんにはまだ俺に

話していない事実があるらしい

 

もしかしたら未婚の母とか、

俺と同じくバツイチなのかとか想像した

 

まずAさんと話をする前に

息子とちゃんと話し合いをした

 

俺なりに子供にわかりやすいように

話をしたけれどこういうのって

結構難しい

 

まだ6歳の息子にそれは

難しかったかもしれないが、

息子は「Aお姉ちゃんがお母さんに

なったら嬉しい!」という気持ちが

強いことはよくわかった

 

そして俺はAさんに意を決して

気持ちを伝えることにした

 

デート場所は市内で

一番高級なレストランの個室

 

少しおしゃれなワンピースを着た

Aさんはとっても綺麗だった

 

女の人って髪の毛おろして

巻くだけですごく雰囲気変わるんだな

 

森三中黒沢から北川景子に

変わった感じ

 

滅多に食べない高級コース料理を

食べつつデザートが来たところで

いざプロポーズ

 

息子がなついてるから、

だけじゃなくて

俺もAさんの事が大好きです、

結婚前提に考えてもらえないでしょうか

 

ってストレートに伝えたら、

Aさんその場で号泣


これはOKかな?と思ったら、

Aさんバッグをごそごそして

何か封筒を出した

 

何かの診断書のコピーで、

日付は10年以上前

 

そこにあったのは子宮全摘という

ショッキングな言葉

 

Aさん、高校生の時に病気で

子宮全摘という大手術を

受けたんだそうだ

「私は子供が産めない体なんです。

それでもいいですか?」

 

俺は別にAさんに子供を

産んでほしくて求婚したわけでは

ないのでもらい泣きしながら

ただうなずくしか出来なかった


息子の母親代わりに……

というのも語弊があるが、

Aさんと家族になりたい

という気持ちが大きかった

 

「俺たちの家族になって下さい」


もう一度そういってプロポーズしたら、

Aさんの返事は

 

「これで堂々と俺さんの奥さん、

息子くんのお母さんに

なれるんですね」って嬉しそうだった

 

それからは色々とハイスピードで準備

というのもAさんの資格試験の

期限の関係で、出来れば入籍してから

受けた方が楽だろうという事になった

 

Aさん両親からはバツイチ子持ち男と

結婚なんてけしからん!と

反対されるのを覚悟で挨拶に行ったら、

 

逆に先方から涙ながらに

「結婚出来るかもわからなかったのに

孫まで出来るなんてありがたい」って

喜んでもらえた

 

新しいおじいちゃん・おばあちゃんだよっ
て慣れさせるために、

入籍前から少しずつAさん両親と

息子を引き合わせるようにした

 

息子も何か感じるものが

あったんだろうか、

2回目にして人見知りもなく

警戒心も持たずに接してたので

安心した


A家両親は野球観戦が趣味で、

息子を連れて観戦に行けるのが

本当に嬉しいらしい

 

身内だけでささやかに

結婚式を挙げてちょっと広めの家に

引っ越して同居開始


息子は大好きなAお姉ちゃんが

「お母さん」になった事に喜びつつも

最初は不思議だったらしく、

「じいちゃんばあちゃん家に

行かなくていいのー?」って

聞きまくってた。

 

息子の幼稚園や今年入学した

小学校でも事情を説明しなければ

ならない事もあって

Aさんもとい嫁には苦労を

かけているのが申し訳ない限り

 

参観日はもちろん

学校行事や地域の子供関係行事など、

 

行事などは極力俺も

参加するように心がけている

(元嫁がおかしくなったのも育児を

丸投げしていた孤独から

ママ友やネットに依存してしまった

経緯があるので)


嫁は無事試験に合格し、

今秋からそれを活かした仕事を

始める予定

 

不思議なことに嫁と結婚してから

息子の夜驚症やパニックが

みるみる収まって

カウンセラーも驚くほど

 

小学生だが親子3人川の字、

息子は嫁の手を握って

寝るのが日課だ

 

嫁が息子の寝顔を見ながら

「こんな可愛い子のお母さんに

なれて幸せ」って言ってくれる

 

子連れ再婚、

血のつながらない継母という事で

変な噂なども立てられるかも

しれないし、世間の母親以上に

苦労はかけるかもしれないけれど、

これからも息子と嫁と

仲良くやっていこうと思う

 

ちなみに元嫁については

今年初めに亡くなった報告を受けた

 

息子には伝えていないし

俺も墓前には行っていない

 

もしかしたら俺のせいで

不幸にしてしまったかもしれない、

俺と結婚していなければ

幸せに過ごせていたかもしれない

 

だが元嫁のおかげで

息子が生まれているので

それは感謝している

 

 

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