嫁、高1空手部、俺、高2空手部。しかも空手部部長の妹。それで・・・
とりあえず出会った当時のスペックが
俺→高2年、空手部員、空手道経験者
(段は無し)、
周りから舐(な)められまくりのヘタレ
嫁ちゃん→高1年、空手部員、空手有段
者、当時の空手部部長の妹
初めて嫁ちゃんと出会ったのが新入部
員との顔合わせの時だったんだけど、
その時に新入部員への歓迎がてら、
ちょっとした組み手をやったんだよ。
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その時に当時の部長(嫁兄)が最初に俺
と嫁ちゃんを指名したんだ。
俺が稽古で手抜きしまくるヘタレだった
せいで部長には嫌われまくってたから、
部長としては俺に恥をかかせてやろう、
ぐらいの気持ちだったんだろうね。
それで俺と嫁ちゃんは組み手することに
なったんだ。
ヘタレの俺でも、流石に一年生の新入
部員、
しかも女子に負けたらヤバイと思って少
しやる気出したんだけど、
やっぱり女子に本気で突きやら蹴りを出
すのは気が引けたんだよね。
でも嫁ちゃんも流石に空手道着を着た
キングコング(部長)の妹だけあって
女子とは思えないほど強い強い。
お陰で手抜きする余裕がなくなって
部活の組み手では披露してなかった戦
い方を使う羽目になった。
で、部活では使ってなかった相手の攻撃
をいなす戦法を
嫁ちゃん相手に使ったんだよ。
それで何とか嫁ちゃんの突きやら蹴りを
捌いてたんだけど、
格下に攻撃を捌かれて
ムキになったのか
嫁ちゃんの攻撃のペースがどんどん上
がってきたんだよ。
でも体力の配分を考えないハイペース
で動き回ったせいで
俺の息が少し上がる頃には
嫁ちゃんは完全に息が上がってた。
それでも嫁ちゃんは攻撃を辞めずに向
かって来るんだわ。
だけどそんな状態で突きやら蹴りを出
しても
ぶっちゃけ隙にしかならないんだよね。
その隙に乗じて嫁ちゃんに大外刈をか
けたんだよ。
その時にどうも勢いを
付けすぎたらしくて
嫁ちゃんが思い切り後頭部を床に
ぶつけちゃって脳震盪を
起こしちゃったんよ。
脳震盪起こしたら当然、
組み手なんて出来ないから
そこで組み手終了。
俺は部長に無言で
ボディーブローかまされた後に、
嫁ちゃんを保健室まで
運ぶのを手伝って、
脳震盪起こさせてしまった
罪悪感と稽古サボりたさに
嫁ちゃんが目覚めるまで保健室で
嫁ちゃんが起きるまで待ってた。
で、1時間ぐらいしてから
嫁ちゃんがいきなり目を
覚ましたんだよ。
その時の第一声が「オス!」
だったのは今でも覚えてる。
ちなみに後で本人に何で第一声が
「オス!」だったのか聞いたら
記憶が混乱してたせいらしい。
起きた嫁ちゃんと一緒に部長の所に
報告しに行ったら既に部活は終わってて
居残り稽古をしてた部長に
嫁ちゃんを家に送るよう言われた。
ぶっちゃけ自分がぶん投げた女子と
一緒に帰るなんて
気まずくて嫌だったんだけど、
部長には逆らえないから
仕方なく家まで送ったんだよ。
帰り道の途中で嫁ちゃんに
「もう一度、私と組み手してください」っ
て言われた時は驚いたわ。
でもまたうっかり勝って部長に
しばかれるのも、負けて恥かくのも
嫌だったから断ったんだよね。
そしたら「せめて部活の後の
居残り稽古に付き合ってください」って
言われてまあ、
それぐらいならと思って承諾したよ。
今思えばあの時の俺GJだよ。
居残り稽古に付き合ってなかったなら
嫁ちゃんとのあれやこれやは無かったろ
うしね。
そんで嫁ちゃんをぶん投げた次の日か
ら俺が卒業するまで
部活が終わってからの嫁ちゃんの
居残り稽古に付き合うことになった。
嫁ちゃんの居残り稽古に
付き合うようになってから
4ヶ月ぐらい経った頃に
うちの高校と他校の空手部で
練習試合をする事になったんだ。
で、その練習試合に
出るメンバーに嫁ちゃんが
選ばれたんだよ。
そんでメンバー発表が有った日の
居残り稽古で、いきなり嫁ちゃんが
「先輩の戦い方を教えてください」
なんて言い出したんだわ。
俺としては嫁ちゃん相手に使った
戦法は誰にも教える気は無かったから、
断ったんだけど嫁ちゃんに
すんごい食い下がられた。
「何で俺みたいなヘタレの戦い方なんて
習いたいんだよ」って聞いたら
「先輩が私に勝ったからです」なんて真
剣な目をしながら言われて
思わず「お前はクンフージュゴンか
い!」と
声に出して突っ込んだよ。
でも嫁ちゃんってクンフージュゴンと
違って、食い物で引き下がるような
相手じゃないんだよね。
で、俺は無茶ぶりして嫁ちゃんに
諦めさせようと思って
「なら俺と一日デートしてくれたら教え
るよ」って言ったんだよ。
そしたら嫁ちゃんが
「いいですよ。練習試合が終わったら
すぐ行きましょう」と返してきた。
ちなみに嫁ちゃんとの初デートは俺が
卒業する1ヶ月前までしなかったよ。
無茶振りで諦めさせるのも
無理っぽいので、仕方なく相手の
攻撃をいなすやり方やいくつかの
投げ技をレクチャーした。
レクチャーの甲斐あって嫁ちゃんは
練習試合で勝った。
その練習試合終了後に、
嫁ちゃんがめっちゃ良い笑顔で
「先輩のお陰です!
ありがとうございます!」と
言ってくれたんだけど、
その時の笑顔で俺は撃墜ましたよ。
それ以来、嫁ちゃんとの居残り稽古が
楽しみで仕方なかったね。
それを知ってか知らずか部長の俺への
しごきがいっそう厳しくなったけど
全然、辛くなかったわ。
部活で部長にしごかれ、
たまにしばかれながら嫁ちゃんと
居残り稽古してたせいか、
部長が卒業したせいか知らんが
3年生になる頃には俺も
ちょくちょく大会やら練習試合に
出してもらえるようになってた。
3年生にとって最後の大会では
怪我のせいで出れなかったけどね。
そんで卒業の1ヶ月前に嫁ちゃんとデー
トした。
ただ、あまりに緊張しすぎて
初夜ともども、
その時の記憶が全く無いんだけどね。
で、ついに卒業式の日になった。
卒業式が終わってから嫁ちゃんに
道場に呼び出されて
最後の二人だけの稽古をした。
それが終わって嫁ちゃんを
家に送る帰り道で
俺は何を血迷ったのか、
嫁ちゃんの家の前で嫁ちゃんを
いきなり抱き締めて
「嫁ちゃんのことが大好きだ。
ずっと一緒にいたい」などと
告白したんだよね。
嫁ちゃんが抱き締めと告白の驚きから
回復して耳まで真っ赤にしながら
「はい…」と言ってくれた時はもう、
死んでも良いと思ったわ。
そしてその一部始終を
キングコング部長こと嫁兄に
目撃されてたよ。
今でも嫁ちゃんの実家に
里帰りした時は毎回、
その時の物真似をやられる。
嫁ちゃんが就職して3年経つまで
彼氏彼女の関係がつづいて
就職してから4年目に結婚したわ。
で、初夜を致したんだけど
緊張しすぎたせいか
その時の記憶が夫婦揃って全く無い。
でもきっちりそのあと
長女が生まれてるから
致した事だけは確か。
今は長女と長男に
猫一匹の暮らしです。
最近、長男が空手を始めたいと
言い出したので
教えるために必死に型を
稽古してます。
以上です。
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