馴れ初め話

【馴れ初め 気団】返事は、まさかの 「1週間考えさせてください」だった、エッそれで・・・

 

返事は、まさかの 「1週間考えさせてください」だった、エッそれで・・・

 

 

 

 

まだ携帯もラインもない時代だが、

きっかけは会社の同僚が

女の子を紹介されて、

どうしても付き合いたいから

サポートしてと頼まれて、

4対4でバーベキューを

河川敷でやったんだが途中で

雨が降ってきて、仕方がなく橋の下で

肉を焼いたのが始まりだった。

 

俺ら3人は事情が分かっていたので

ひたすら黒子に徹し、

場を盛り上げることだけを

考えていたのだが、

それが返って好印象を与えたのか、

それとも女の子のノリがただ

良かっただけなのか、

予想以上に盛り上がり、

何となくカップルができそうな

感じになりその場は終了した。

 

 


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当然俺にも気になる子が

できたのだが、

 

またみんなで集まりましょうって

雰囲気だったので連絡先を

聞かなかった。

 

ところが同僚が2週間持たずに

振られやがった。

 

こちらとしては次は海水浴でも、

と準備していたので残念だったが、

 

とにかく気になる子(A子)の

連絡先を聞いてくれと頼んだが、

 

同僚は振られそうなオーラを

無視しかなり押したので、

最後はストーカー扱いされ

こっぴどく振られたらしく

 

「ごめん。無理だ。」と言うだけで

連絡先は聞いてもらえなかった。

 

わずかな望みは絶たれてしまった。

 

 

 

 

2ヶ月後、すっかりA子のことを

忘れたのだが、

そのA子から電話がきた。

 

会った時に寮生活の話をしていたので、

会社の寮の電話番号を

調べたらしいのだが

俺にかかってきた訳ではなく、

その時の子が、別の同僚の連絡先を

知りたいとの事だった。

 

何でも二人でバーベキューの時の

話が盛り上がり、

その勢いで電話してきたらしいのだが、

あいにくその同僚の連絡先を

知らなかった俺は、

「連絡するから。」

と言って見事A子の電話番号を

ゲットした。

 

だけど普段男だけの職場で働き、

週末は男だけでアウトドア三昧だった

俺は、

連絡先を伝えると電話する

きっかけをなくし、

男だけの世界へ逃げて連絡しなかった。

 

それでも年末になるとみな帰省し、

一人ぼっちの年越しを

過ごすさみしさから、

 

A子に元旦の夜に電話をしてみた。

 

A子はちょうど帰ってきたみたいで、

お互い新年のあいさつをし

休みの予定の話になると

「何も予定がないのでひとりで

スキーに行こうかと思っている。」

と言うと

 

A子は「いいなー、いいなー。」を

あまりにも連呼するので、

「それじゃ、今から行くか?」

と一緒にスキーに行くことになった。

 

当時は高速も整備されておらす、

スキーに行く=車中泊が一般的で早め
に滑って

早めに帰らないと

帰れなくなることも多かったので、

当然今回も夜中に出かけた。

 

さすがに車の中は寝れなかった。

 

寝かけに襲うふりをしてみても、

反応がほとんどなく

「面白いね。」と見透かされているようで

それ以上は何もできなかった。

 

A子は出会って2回目なのに、

着替えも堂々と助手席でしていた。

 

その日はスキーの後ご飯を食べて、

「次はみんなで行こう。」と

約束をし別れ2週間後だったと思うが、

 

男女6人でまたスキーに行った。

 

別れ際に次の予定を

決めていなかったので、

またまたきっかけをなくし

電話もしなくなった。

 

男友達と遊ぶのが

忙しかったのもあるが、

 

1月ほど連絡を取らずにいたら

バレンタインのチョコを贈ってきた。

 

寮生だったから住所は

簡単に調べられたらしい。

 

いやーこれもらったら流石に

脈ありでしょ。

しかも手作りだったし。

 

即効お礼の電話をしたのだが、

 

A子は

「会社で多量にばらまかないと

いけないので、たくさん作ったので

スキー連れて行ってくれたお礼です。」

 

「作り過ぎたので俺さんには

多めに入れときましたが、

手作りは買うより安上がりですよ。」

 

それ聞いて一気にテンションダウンし、

 

忙しかったのもあるが

「3月にスケートにでも。」って

言って話が終わった。

 

3月になってくるとちょくちょく

電話するようになり、

ホワイトデーはまだ一般的では

なかったと思うので、

お返しに何か買った記憶がない。

 

それでもスケートに誘ったのだが、

なぜかA子は思いっきり短い

スカートで来た。

 

「おいおい、転んだら見えるぞ。」って
思っていたら、

彼女は転ぶどころか

俺よりうまかった。

 

スケートは久々だしそもそも

そんなにやったことがなかったので、

へろへろロボコップのような

俺と違ってA子はすいすい滑り、

スケート選手のように見えたよ。

 

スケートでいい所が見せれなかった俺を
慰めるためか?

 

「今度は花見に行きましょう。」って

誘ってきた。

 

帰り道で俺の気持は固まった。

 

3月の終わりになぜか?

ローカル電車で結構有名な山奥に

花見に行った。

 

この辺になってくると記憶が曖昧で、

所々覚えていない。

 

たぶん車でA子の家まで行き、

 

そこに車を置いて電車で

行ったはずなんだけど、

 

今思えば車で行ける

距離だったんだけど、

 

何で電車で行ったのか

その辺が不明だ。

 

電車はほぼ貸切で、

なんか変だな?って思っていたら、

 

やっぱり桜は咲いていなくて、

A子の作った弁当を食べて

戻ってきたのだが、

 

A子の家の近所の方が

桜が咲いたのでそちらに

向かったのだが、

 

そこはいい感じで桜が咲いていて、

 

もうここしかないっていう

位最高のタイミングだったので、

 

「俺と付き合ってくれ。」と

何のひねりもなしの

ど直球で告白した。

一緒にいる時の感じから

絶対大丈夫だろうって思って

いたのだが、

 

まさかの保留に、

このパターンは断られる

流れなのを感じた俺は

 

「今の気持はどうなんだ?」って

迫ったが「気持ちだけの

問題じゃないから。」

って言われ、

 

さっきまでの和やかムードから

一変して重い空気になってしまった。

 

その重い空気に耐えられず、

とりあえず待つことにし別れました。

 

後日談になるのだがA子母が

反対していて、

 

説得に時間がほしいだけだったのだが、

これが意外とハードルが高かった。

 

実はA子の実家は昔大金持ちでお手伝
いさんを何人も抱え、

 

母親が子供の頃は何不自由ない

生活を送っていたのだが、

 

空襲で家を焼かれ、

 

疎開先から帰ってきた時には

焼け野原に勝手に人が占拠し、

 

境界線がはっきりしていなかったため

広い敷地の大部分が

泣き寝入りする羽目になったらしく、

小さい家しか建てれなかったそうだ。

 

また、おじいちゃんが

典型的なお坊ちゃんで、

 

働いたことがないらしく

先代が稼いだ財産を食いつぶし、

 

かなりの貧乏になってしまったらしいが、

 

プライドだけはお嬢様のままで、

あの時代に女で帝大卒なので

 

「彼氏は帝大が理想だけど、

譲って駅弁、せめてマーチ。

 

高卒は論外。」って

平気で言う。

A子自身もお嬢様大だった。

 

しかも文系なので、

時々不思議ちゃん的な

発言があると思っていたが

 

自分が単についていけなかった

だけらしい。

俺は文章見ればわかると思うが

高卒だよ。

 

マーチって車か?っていう

位学歴には疎かった。

 

したがって論外なのだが、

家に行けばものすごく低姿勢で

挨拶してくるし、電話をすれば

二つ返事で取り次いでくれるので、

まさか自分のことを

よく思っていないとは思っていなかった。

 

1週間後A子は電話で

返事をくれたのだが、

覚えている限りの原文のままで、

 

「野原に野菊が咲いています。

 

花がきれいなので

自分の物にしたくなり、

 

摘み取って家に持ち帰ると

数日で花は枯れてしまいます。」

 


「でも摘み取らずにおけば、

草が残っているので

また花が見れます。」

 

「あの時に摘み取らずに

おけばよかったとの後悔をしたくない。」


との事だった。


そこで俺の反撃は、

俺が言ったのは、

「わかった。もう合わない。

俺と付き合わないのだったら、

他の男と付き合う可能性があるよね。」

 

「そんなところは見たくないので、

付き合わないのだったら

もう合わないようにします。」


するとA子は

「他の人と付き合うことはないです。」


そこで

「そんな事は分からないだろう。

お互いフリーなら次を探すよ。

まあ当てはないけどな。」

 

A子「私もやっぱり俺さんが

他の人と付き合う所を

見たくないので付き合います。」

 

「ごめんね、よろしくお願いします。」


というわけで

付き合うようになりました。

 

長々失礼しました。

 

 

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